天使と悪魔2 (ページ5)

今日:1 hit、昨日:7 hit、合計:21,241 hit

055 ページ5

You side

いつも通り学校に通い、いつも通り家に帰る。

そんな生活が早くも１ヶ月は過ぎてしまった。

恭平も大橋先輩もいなくなってしまった今、わたしがいつも一緒にいるのは乃亜だった。

でもたまに乃亜も学校を休むことがあり、その時は完全にわたしはぼっち。

こういう時は寂しいな、って思うけどなんとか１ヶ月頑張ってみた。

色々考えてみた結果、わたしには2人がいなくても生きていけるんじゃないかな、って思えてきたんだ。

だからわたし以外の他の人を探してもらおうと思う。

乃亜「おはよ！」

「あ、おはよ乃亜」

乃亜「なんか元気ないで？」

「そんなことない！」

そっか、と優しく気遣ってくれる乃亜。

いつもわたしのことを心配してくれて元気づけてくれる乃亜にはいつも助けられている。

？「Aさん」

「ん？誰？」

2人で廊下を歩いていると後ろから聞こえてきた声。

なんか聞き覚えのある声……

？「Aさん！」

「えっ、あ、えー！？！？！？」

ケント！？！？！？！？！？

そこにはなぜか制服を着ているケントがいた。

「なんでここにいるの！？」

謙社「どうしてもAさんにお話しないといけないことがあるんです！」

何か焦っている様子。

もしかして2人に何かあったのかな……

乃亜「あれ、」

謙社「あ、」

「ん？なに？2人ともどうかしたの？」

2人は顔を見合わせてぽかんと口を開けていた。

え、なになに怖いんだけど。

乃亜「ケント……？」

謙社「そうだよ……ノアだよね、？」

「え、まって知り合いなの、？」

まてまてまて。

知り合いってことはもしかして乃亜は……

謙社「僕達……」

乃亜「……兄妹なんだ」

「は！？！？！？！？！？！？！？！？！？！？」