2話 ページ3
……私が好きな物は……
ええっと……そうだ、月と星空!
そこから絞って……
月はルナとかかな……
で、星は……ステラ?
ルナかステラかぁ……どっちもいいな。
……思いついた。
「……私はステラだよ」
ステラを偽名、ルナを本名にすればいいんだ。
どっちも使いたかったからこのスタイルで行こう。
なんで偽名を名乗ったのかって?
……ノープランだった。
「ステラ、よろしく!」
「よ、よろしく?」
まあまあ、これはこれで良いだろう、謎の人物っぽくて。
それで、ずーっと気になってた事を言う。
「貴方の名前は?」
そう、この男の子の名前だ。
男の子の回答によって、考えが変わるけど……
「なまえ?なまえ、カービィ!」
……9割察していた。
残りの1割は現実逃避である。
「カービィね、それで……この星の名前って?」
最終質問だ。
これでポップスターとか言われたらもう認めるしか……
「ほしのなまえ?ええと……ポップスター!だよ!」
察した。
ここ、カービィの世界だ。
しかも、擬人化ver.の。
それにしてもこのカービィ、喋り方が妙に幼いな……
ゲームの設定だと少年とか、若者だったよね。
ただ、アニメだと赤ん坊なんだっけ?
ワンチャンアニメの方の世界の可能性もあるのかな?
「あ、そうだ!」
「え、何?」
「ええとね……」
突然話し始めたカービィによると……
太陽と月が大喧嘩して、朝と夜がごちゃまぜで迷惑!仲直りさせたい!
でもどうしよう?という所でマルク登場。
銀河の果ての大彗星、ノヴァにお願いすればいいよーとアドバイス。
それで、ノヴァに会うため、近くの星を結んで、パワーを集めよう!
ちょっと大変そうだからステラも手伝ってくれない?
という事らしい。
……これ、“銀河にねがいを”のストーリーじゃないか。
どうしたものか……ストーリー外ならよかったんだけど、ストーリー真っ最中じゃないか。
……あ、となるとここ、ゲーム世界か。
私は原作の事を知っている。
勿論、マルクの本性も。
……だけど、私には“私が知っている事を変える”勇気は無い。
だから、ここは…………
「ごめんね、私用事あるんだ」
「そっか」
若干残念そうな表情のカービィに良心を痛めつつ……
「じゃあ私はここで。 カービィ、頑張ってねー」
「ばいばいー」
そう言って、私は去っていった。
………………
「……さて、どうしよう」
去った先で、私はそう言った。
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作者名:ぺるせぽね | 作成日時:2018年8月14日 9時