俺だけの天使 ６

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「あっ！何するん！」


「ごめん、望、可愛い」


「答えなってへん！」


「望の耳好き」


耳触られると、変な声出ちゃうってことに気付いてん。


「あっ、やめてや、耳はあかん」


「そう言われても、無理」


「あかんのはあかんの！」


「ほなら、こっちはええ？」


首筋に移る指先。


するするっと、背中撫でられて・・・


ぞくぞくした。


「あかん！ログハウス戻るまで我慢して！」


「戻ったらええん？」


「・・・！！！」


自分で墓穴を掘ってしまった。


いや、俺がええよって、宣言したわけやし。


一拍どころか、三拍ぐらい待ってもろたし。


「望、真っ赤っか」


「うるさい」


からかわれんのも、実はちょっと嬉しかったりして。


ううん、だいぶと、めちゃくちゃ嬉しいねんて。


流星に甘やかされてるって実感する。
















ログハウスの部屋。


入る前の階段から、

すでに、ベタベタイチャイチャはピークやって思てたのに。


扉を閉めた瞬間に、
甘くて深いキスされて・・・


膝ががくがくして、崩れ落ちそうで。


ドアにもたれて立ってんのが精一杯。


「望、好きやで」


優しく微笑むけど、流星も余裕ない顔してる。


「俺も」


「俺も、だけ？」


「俺も、流星が好き、大好き、」


俺からキスしたら、流星がほんまに幸せそうに笑ってくれた。


「望、怖なったら言い？やめるから」


怖いことしたら許さん！って言うたんは俺やけど。


やめるって言われたら、
複雑やねん。


「ん、けど、途中でやめれるもんなん？」


「やめるっていうか、別の方法を模索する。
望かって、途中でお預けは辛いやろ？」


「なっ、な、何言うてっ！」


「望に我慢させたないから」


男同士やもんな。

流星にバレバレなんが、
恥ずくてたまらん。

　
身体をなぞって滑り落ちる、綺麗な指先。


見えてるわけちゃうのに、
想像するだけで、


ぞくぞくして、
みぞおちのあたりが、ぎゅーって苦しくなる。


「・・・嫌やねんもん。
自分が、こんなん、なるの」


「望、なんで？」


「流星の前やから！に決まってるやん！」


「逆に俺の前だけやないと困るねんけどな」

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