7人目は純白の天使ちゃん!? 19

春の午後です ページ47

〜2000.4 井ノ原side〜



A「ねぇ！ここのアップルパイ美味しそう♡」


この4月から中学3年生の受験生になったA

そんなAと仕事前の空いた時間で

オシャレなカフェにやってきた


"美味そうじゃん、頼む？"

A「食べる♡」


アップルパイに目がないA

「ここのアップルパイ美味しそう」

なんて言ってっけど

Aはどこのお店に行っても

「ここのアップルパイ美味しそう」

って言ってるから別に店は関係ないんだと思う(笑)

アップルパイ、ミックスジュースを頼んだAと

チーズケーキ、アイスコーヒーを頼んだ俺

ケーキが来るまでの間Aはとめどなく溢れる

アップルパイ愛を語り始めた(笑)


A「アップルパイって

なんでこんなに惹かれるんだろ？

いろんな種類があるんだよ、知ってる？

サクッとした食感のもあるし

しっとりしたのもあって…

家でも作ってみたんだけど

なんかイマイチしっくりこないんだよねぇ……

あ、それでね？こないだ______」


可愛いでしょ？うちの子(笑)

大好きなアップルパイについてだったら

たぶん一生喋ってるよ、この子(笑)


○「失礼致します

お待たせいたしました

アップルパイとミックスジュースでございます」


店員さんが持ってきたアップルパイに

目がハートになるA(笑)


A「わぁ〜♡♡♡♡」

○「こちらがチーズケーキと

アイスコーヒーでございます」

"ありがとうございます(笑)"

A「見て、イノッチ！

このあみあみがアップルパイ！って感じだよね♡」


アップルパイでこんなに喜んでくれんなら

いっくらでも食べさせてあげるけどさ(笑)

音符の形をした可愛いストローを咥えて

愛しい目でアップルパイを見つめるA


……なんか俺、いないみたいじゃんっ！

Aとアップルパイのデートになってない？

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