7人目は純白の天使ちゃん!? 19

こっち向いてよ※ ページ44

※柚花 さんリクエスト※


〜三宅side〜



連日稽古が続く「滝沢歌舞伎」

初めて滝沢と一緒に舞台に立ってから3年

はじめは冗談半分で言ってた

健タッキーでのCDデビューがついに実現した


1年目の「滝沢歌舞伎」から

毎年観に来てくれてたAに1番に伝えたくて

楽屋へ向かう足がどんどん早くなっていく


"おはよ！"

「「健(くん)おはよ〜」」


珍しく岡田の隣にAはいなくて

坂本くんと何やら2人で盛り上がってる


岡「A、今日は坂本くんの日みたい(笑)」

"ふぅん、そうなんだ……

……なんかやだ"


別にメンバーなんだし

話しかけたら聞いてくれるとは思う

…でもなんかあまりにも盛り上がってるから

声を掛けるに掛けれなくて

しばらく様子を見ることにした


A「そう！そうなの！！

もうそれがすっごく私の好みでね？」

坂「うん(笑)」

A「この1週間でもう3回も行っちゃった(笑)」

坂「お前、それ行き過ぎだろ(笑)」


何の話か全く分かんない…

しかも2人とも超楽しそう…

………なんかおもしろくない

ちょっと落ち着くまで待ってようと思ったものの

落ち着く様子が見当たらないから

こうなったらもう強硬手段


"ていっ！"

A「うわぁっ！何！？どうしたの？」

坂「なんだよ、急に！？」


ソファーに隣合って座る2人の間に

無理やりタックルで割り込んだ


"俺は、Aとお話したいのっ！"

A「普通に話しかけてくれればいいじゃん(笑)」

坂「ほんとだよ…無駄に俺の寿命を縮めるな……」

"だってなんか盛り上がってたじゃん…"

A「あぁ、まぁちょっとね(笑)」

"……ふぅーん"

A「で、何かあったの？」


あ、そうだった

A喜んでくれるかな？


"あ、そうそう聞いて？A！

夏に、滝沢と一緒にデビューすることになったの"

A「えっ！すごいじゃん！！おめでとう！！」


思えば俺たちが冗談半分で

CDデビューとかできたらいいね

って言ってたときからAは

おもしろそう！応援するよ！！

と言ってくれていた

それが現実になった今、目の前のAは

自分のことのように喜んでくれてる




これだけ喜んでくれるなら

ちょっとくらい待つ時間も苦じゃないかな？

本気がいっぱい？※→←な・に・わ・ぶ・誌

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す