転生(に巻き込まれた)少女たちは笑ってる？ (ページ8)

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本が8冊(続き) ページ8

no side

gr,rd,pe「ｯｯｯあ/明優ッ！？優依ッ！？/...嘘、だよ...ね？？」

・・
それは、彼らにとっては、見るに堪えないものだった。

ある者は「もう手遅れだ」と察し、

またある者は「恩人の死など見たくない」と泣き、

またある者は「これは嘘。夢だから。」と自己暗示した。

彼らがそこまでなる理由は、

＿＿＿＿＿彼らに居場所をくれた恩人達が、心臓のあたりを見るに堪えないほど刺されていたから。

ただこれだけだ。

　軍
これは元の世界だったらこんなに泣かない。

しかし、恩人が刺されていれば、話は別だ、と言わんばかりに

gr「......殺す(^^)」黒いオーラ

rd「優依ちゃん達こうされたんだし、やり返してもいいよな！(^^)」黒いオーラ

pe「...だね、何なら倍返しにしない？？(^^)」黒いオーラ

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿彼らの殺意が、有り得られないほど、増えていた。

殺した奴がいたら、今すぐ殺しそうなほどに。

これは、ドッキリなんかじゃない。

本当なのだ。

しかし、彼らはこれだけは落としても、なくしてもいけない。と言わんばかりに

黒色は青黒いグラデーションのヘッドフォンを、

青色はアイボリ一色のパーカーと、アイボリーに水色と白が組み込まれたパーカーを、

黄色は黒色のジャンパーを、

大事そうに持って帰った。

たまたま持っていたバッグも持って帰ろうと触ったら、

何か大きいものが入っていることに気づいた。

中身を確認すると、

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿黒い上着、青いニット帽に赤マフラー、黄色いスカーフが入っていた。

その物に大きく目を見開いたもの、泣きかけた者や、実際に泣いたものもいた。

それも含め、着て帰っていた。

？？「さすがに死体は持って代えられないもんね」

何かがそう囁くと、彼らはいつの間にか家に帰って、そして

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿泣きそうになりながら「芽衣らは死んだ」

そういっていた。

一部は泣きわめき、

一部は涙をこらえながらその人らを宥め、

一部は「信じられない」という表情をし、

一部は死んでしまったかのような目をしていた。

いつの間にか皆、死んだかのように眠った。

起きたころには、彼女らが心配した目で看ていた。

＿＿＿＿＿「大丈夫？？」

「夢でよかったなw？」

どこかでそう、誰かがつぶやいた。