【d!】転生したら個性豊かな吸血鬼達に愛される吸血姫になってた件。 (ページ8)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:28,912 hit

#5 ページ8

『え？』

？「はよ言ってや～驚いたやんあ、俺はゾム」

『え？は？え…ちょっどういうことですか』
全く訳が分からない。
zm「ん？何が分からへんねや？」

『全てですよ！どういうことですか』
zm「説明したやろ？というか分かってんちゃうの。Aは俺らの姫さんや」首を傾げて?(はてな)を浮かべるゾムと名乗った男。

『え？』状況把握が困難な私。

『ひ、姫？』

zm「そ。俺らの……ってまあ俺が貰うんやけど。よっと」
ゾムは拘束を何ともない様子で解いた。
『え？これって……か、固っ』
zm「大したことないわ、人間ってホントに非力よな。まあAは女子高生やし仕方ないけど」
『に、人間じゃないんですか、貴方。』
zm「え？ｸﾌｯホンマに知らへんな。俺は、そしてこの館に住む奴らはな、みーんな

吸血鬼や」

そう言ってゾムは隠していた翼を広げた。ギザギザ歯も今ではそれにしか見えない。

『ぇ……』
声にならない悲鳴を上げた。
こんな化け物

ただ恐怖の対象でしかない

拘束は解けたというのに、私はずっと動けないでいた。
zm「あ、勘違いしんでな、俺らは食べたりしぃへんよ」
『…………じゃあ何のために置いとくんですか』恐怖心を隠そうと必死で声をつくる。
zm「……言い方悪いかもしれへんけどええやろ？ｸﾋﾋｯ…………欲のはけ口やな」

体が凍り付いた。