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計「それを聞くためだけに皆を殺したんだ君」

恋「政府から実験の成果を見せろ。そう言われた。この学校で暮らしてるお前らを殺して制圧すれば成功だってさ」

計「実験?」

恋「俺の中に別空間にいる…あいつらは神って呼んでたな。そいつを俺の中にいれる。そいつを俺が取り込んで能力を強化するとかなんとか言う実験だ」

『ぼ、僕が神…』
なんか嫌だな。新手の厨二病みたいで。

計「もういないみたいだけど。その器には君1人だけだね」

恋「やっぱりか…どうせ、あいつ弱かったし俺はどうでも良い」

計「君となるべく似た子が君の中に入ったと思うけどね」

恋「俺とあいつの何処が似てんだよ」

計「私はあったこと無いからよく分からないが、そうなんじゃないかな」

確かに…恋は、親友を失ってる。それは、僕もだ。そして、恋は友達がいなかったし…まぁ、僕と違っていじめられていたわけじゃないけど。

恋「計。改めて聞く。あいつは…何で、死んだんだ」

計「…その様子だと、君の親友は死んでないんじゃないかな。だって、君の目を見る限り、私に否定して欲しい目をしてるからね」

恋「嘘だ。あいつは死んだ!俺は、そう聞いた!」

計「そう言ってきた人が嘘をついた可能性だってある」

計「それに、君に真実を教えるわけにはいかない。私は、研究者で皆は実験対象という関係だったとしても仲間は仲間だった。殺した奴に教えられる情報なんて無い」
そう言って、計がボタンを押すと、恋の腕に銃弾が当たる。

計「全知全能の能力をお前に渡すつもりはない」

『俺にはこういうやり方しか残ってなかった!』

計「死んで貰うしか償えない」

『っ!』
銃を構えていた計にナイフを刺そうと近づく。

血が舞い散る。

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作者名:みむ | 作成日時:2022年2月13日 21時

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