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さて。スプリンクラーが見えるところまで移動したぞ。さあ、撃つぞ。映画とかでは拳銃を片手でバンバン撃ってるけど狙いが定まんねーよ。そういや、咲ちゃんも片手で撃ってたわ。よくあの子ガラス撃ち抜けたわ。日常的に触ってない限り難しいんだよ。やっぱあの子何者だよ？
でもさ、私は日頃から触ってないんだよね。ザ・平和生活なう。ってことで私は手は固定して撃つ。
木の陰からスプリンクラーに向かって拳銃を構える。
ふぉ？おおお！？
なんで。ジョディと死神？おいおいおいおいおいおい。いろいろ突っ込みどころはあるが戸惑っている場合では無い。
ジョディは拳銃を持っていてスプリンクラーを狙っていることが分かった。
動揺している間に水無玲奈が土門さんのインタビューを始めるために、ベンチに座ろうとする。
ええい！撃て。
――カンッ
私が撃ったものと、遅れながらもジョディが撃ったものは見事に命中し、スプリンクラーから水が出てきた。すると土門さんや土門さんを囲んでいて野次馬達が雨だと思い傘をさし始めた。頼む！私は先ほどブルートゥースから聞いたこの辺りの降水確率と雲の動きを思い出す。
頼むよ、雨よ降れ！つーか、降ってくれぇぇぇぇ
祈っていると、私とほぼ反対側にいた死神と目が合う。その次の瞬間、彼と私の顔は驚きに包まれる。
雨が、降ってきた。
安堵しつつ、死神に再び視線を向ける。彼の顔は険しいままだった。なぜこの場所が、とでも言い出しそうだった。彼のことだから、博士の車に盗聴器や発信機が無いかを確認するだろう。
ジョディに気づかれる前に、この場所を離れる。
案の定というか、公園の駐車場には黄色のビートルと黒のポルシェがなんとか目視出来た。
まぁ、この暗殺劇はこれで終わりでは無いんだろうなー。いやになるよ。
私は停めてあるクラウンの後部座席に乗り込み発進するように告げる。車に積まれた機材やらパソコンをいじりながら電話をかける。
「言われた通りやったよ。――うん。――あーー、うん。っておい？」
切りやがった。運転手が私の放つ殺気にビビりつつどこに向かうかを聞いてくる。
少し考えてから、こちらは鳥谷大橋に、もう１つの班は毛利探偵事務所に向かうように伝えた。
FBIがいたら、引き返して帰国準備をするように、万が一死にかけていたらライフルの弾でも分けてやれ、と伝える。
さて。次はどう出てくるのやら。ま、とりあえず。
「サバゲーの恨み晴らすぞ」
運転手が小さく震えた気がした。
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綺藤(プロフ) - ふきさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけるととても嬉しいです(´∀｀*)更新は遅いですが、これからもよろしくお願いします！！ (2018年8月19日 21時) (
レス) id: 72513d01c9 (このIDを非表示/違反報告)
ふき(プロフ) - 面白いです！何回見ても飽きません！更新待ってます。これからも頑張ってください。 (2018年8月16日 11時) (レス) id: 3e86faee5c (このIDを非表示/違反報告)
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