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◇◇◇


『っはぁ!?蘭姉ちゃんが身代わりィ!?』


コナンの叫び声が探偵バッジから大音量で鳴り響きかけたが、間一髪で真尋が通話の音量を下げることで、部屋中に響くことは無かった。

真尋はひやりとした心地で目線を小五郎たちに向けたが、あちらはあちらで蘭の生存すら危ぶまれるような事態にいきり立っていて気付いていない。

ほぅ、と溜息を吐いて真尋は探偵バッジを口元に近づける。

注:探偵バッチなんて面白いもの私がもってないとでも思ってるのか?By真尋


「うるさいよ、死神」
『っ、だって止められないの!?ヴェスパニア側の思考回路は分かるけど……!』


コナンが急きつつ尋ねるが、真尋は顎に指を当てて、すっぱりと答えた。


「無理だろうね」
『即答!?』
「だってキースっていうイケメンSP。頑固そうだよ?……にしてもね」


真尋はちらりと日本組に詰め寄られているキースに目を向ける。

(似てるんだよなぁ……)

声には出さないヒッカカリが心に大きな影をさす。


「ヴェスパニアっていう独立国が彼らを使うほど切羽詰まっているとは……」
『ねぇ、彼らって誰なのホントに』


コナンの問いを意図的にスルーする真尋。

小五郎や目暮、高木が激昂する中、冷静にキースは口を開く。


「王女を攫ったのがこの国の人間だとしたら、日本とヴェスパニアの関係がどういうことになるか」


コナンは真尋ならば何か分かるかと思い、ミラ王女をバイクに乗せた女をケータイで写真に撮っていた。スマホに送られたその写真を見た瞬間、真尋は思わず「嘘でしょ……」と呟いて天井を仰いでいた。
この子小学生だよね……とこめかみを押さえる真尋。非常に不本意ながら、その写真を見た瞬間、真尋には誰が何をするか表しているのかがわかってしまったのだ。


「あーあ、フラグ回収しちゃったよ……アイツらが関わってるとか、ロクなことにならない……」
『アイツらって誰か気になるけど怖くて聞きたくないね……』

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綺藤(プロフ) - ふきさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけるととても嬉しいです(´∀`*)更新は遅いですが、これからもよろしくお願いします!! (2018年8月19日 21時) (レス) id: 72513d01c9 (このIDを非表示/違反報告)
ふき(プロフ) - 面白いです!何回見ても飽きません!更新待ってます。これからも頑張ってください。 (2018年8月16日 11時) (レス) id: 3e86faee5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綺藤 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年3月23日 19時

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