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ページ23

「おい、悪いが3人をこっちに!」
「あっはい!」


弓長警部が3人を連れてくるように部下に命じている。
せやな。死神に見せれば一発やで。あとは安心s


「どどどしたの哀ちゃん!?いきなり後ろに隠れて……震えてるよ」


なんだこの尋常ではない震えは。
この震え……バスジャック以来だな……
震えている相手を探す。誰だ、こんな美少女怖がらせるのは。はっ倒すぞ。
3人の顔を見渡す。
ンァッこいつか。パッと見人相悪そうな表情しているしオマケに謎の黒オーラ発してる………沖矢昴。
顔はイケメン。目が開いてるかどうかわからないけど。
まぁ、小学一年生からしたら怖いわな。
哀ちゃんを全力で隠すと、私が発する邪気に気付いたようで、フッと表情を和らげて黒オーラを消した。
…あ、良かった。哀ちゃんももう怖がってない。何だか驚いた顔してるけど。
ていうかイケメンの“フッ”てやばいな。
破壊力。哀ちゃんには申し訳ないけど私、イケメンには目がないの。


「大丈夫、哀ちゃん。震えてたけど」
「え、ええ…」
「…んで?この3人の中の誰なの?その怪しい奴って…」


哀ちゃんが怖がってるから早く終わらせるよ。
あばよくはアガサ邸までドライブだ!


◇◇◇


細井竜平
仕事仲間と飲みに行っていた。
公園のベンチで寝てしまい、2時半ごろのアリバイはない。
―――――――――――――――――――――――
沖矢昴
提無津川辺りの並木道をドライブしていた。
論文作りの気分転換らしい。
―――――――――――――――――――――――
真壁吟也
杯戸町にて1人で映画鑑賞
22:00から5:00までオールナイト
―――――――――――――――――――――――


ぬぁるほどねぇ。
論文作りの気分転換とかマジでわかるわ。
あれすげぇよな。進むときは進むくせに進まなくなったらあほみたいに進まないよね。


「で?死神。どいつ?」
「ねぇ。俺のことなんだと思ってるの?」


そんなもん、あれれ〜とか言ったら事件が解決しちゃうんでしょ。知ってるよ。


「ちなみに真壁さんんは1人で行ったんですか」
「ああ……趣味でやってるデイトレード仲間が急に来られなくなって……」
「あらま」
「まあ、雀の涙ほども儲からないけど……」


株取引か…うちのパピーが馬鹿みたいに儲けてるやつね。
ま、私は株に触ったことがないけど。
お金はパパが振り込んでくれるしね。

◇→←File 23 赤白黄色と探偵団



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綺藤(プロフ) - ふきさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけるととても嬉しいです(´∀`*)更新は遅いですが、これからもよろしくお願いします!! (2018年8月19日 21時) (レス) id: 72513d01c9 (このIDを非表示/違反報告)
ふき(プロフ) - 面白いです!何回見ても飽きません!更新待ってます。これからも頑張ってください。 (2018年8月16日 11時) (レス) id: 3e86faee5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綺藤 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年3月23日 19時

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