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File 22 赤と黒のクラッシュ ページ14

◇◇◇


その日はあまりにも突然にやってきた。


「ホォー……奴らの仲間がこの病院にか……」
「江戸川コナン君が杯戸中央病院内で組織のボスのメールアドレスを打ってる人物を見つけたって言ってるの!」


コナァァァァァァァァン
貴様という奴は!!!!!その死神力!!!仕舞えよ!!!どうにかしろよ!!!もう逮捕とかしちゃえよ!!!

私と赤井は杯戸中央病院の一室で監視カメラをぼーっと見ながら優雅にコーヒーを飲んでたんだ。ところが、そんな報告をジョディから受けたのね。いやー、こっちは能天気に出たのに内容が……ね。


「落ち着け、真尋。……咲」
「はいはい」


赤井に注意されちまったよ。
よし。落ち着こ。てか、なんでお前冷静なんだよ。
しかも何、名前を呼んだだけで何かを察したようにパソコン開くあたり相当信頼されてんじゃん。ずっと気になってる。赤井にも降谷にも無条件に信頼されてる。二人ともそういうことに関してはすごく厳しい。私だって信頼されるまで時間がかかった。


「とにかく、私とジェイムズがそっちに着くまで目立つ行動は避けるように捜査官に伝えて。もしバレたら組織との糸が切れてしまうかもしれないから」


なるほどね〜。もう、これ無理ゲーだな。課金しても無駄なパターン。黒の組織さんだよ?狙った獲物は逃さないだろうね。


「で、どうするの赤井?」
「唯一の糸をただ海の底に垂らしても意味はない」
「じゃあ、その糸につけようか。奴らの喉の奥まで食い込ませる針を」


解散解散、と私が声をかけてジョディたちを追い出す。その時、タイピング音が止まった。ふとそちらを見ると、咲ちゃんが髪をかきあげてこちらをみていた。


「出たよ」
「ふむ……」
「なになに、何がわかったの?」


私も赤井の後ろからパソコンを覗き込んだ。いや、しようとした。


「七瀬さんには秘密」


そう言ってニコリと笑った彼女に私は口を尖らせた。


◇◇◇


真尋(騒ぎつつも)と赤井はすでに次のプランを練っていた。





二人は屋上から水無怜奈のいる病室に戻る。





餌となるのは彼女。





2人の目はまるで獲物を見つけた狩人のようだった――。

◇→←◇



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綺藤(プロフ) - ふきさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけるととても嬉しいです(´∀`*)更新は遅いですが、これからもよろしくお願いします!! (2018年8月19日 21時) (レス) id: 72513d01c9 (このIDを非表示/違反報告)
ふき(プロフ) - 面白いです!何回見ても飽きません!更新待ってます。これからも頑張ってください。 (2018年8月16日 11時) (レス) id: 3e86faee5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綺藤 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年3月23日 19時

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