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◇◇◇


「真尋さんなにがなんだかわからないんだけど!?」


杯戸中央病院にジョディ、ジェイムズ、赤井が集結した頃、FBIが貸し切った病室で優雅にコーヒーを飲んでいた真尋を見た死神のイライラが爆発した。
それはそうだろう。自分には関係ないと言って出ていったかと思えば、土門さんの襲撃場所に現れ、次の襲撃場所をFBIに伝えた。
そして今、FBIしかいないはずの病院でコーヒーを飲まれていたら流石の死神でもイライラが爆発したという訳だ。


「落ち着きなよ。順を追って説明するから」


そう言って、コーヒーを飲みため息を吐く。


「君の車から降りた後ある人物から電話がかかってきた。その人物に頼まれ、その人物の部下を使って襲撃場所を特定したりしたわけ」
「そ、その人物って!?」
「七瀬篤。真尋の父親でCIAの捜査官だ」


赤井が代わりに説明した。真尋は再びため息を吐いた。


「勝手に言わないでよ。まぁ、父の頼みでここまで動いたのよ」


なんでもなさそうに彼女は言った。


「あっ、赤井〜コーヒーおかわ」
「じゃあ、真尋さんはCIAの捜査官なの!?」
「違う」


コナンは真尋の即答に驚く。真尋はコナンの勢いに驚く。


◇◇◇


「父親が勝手にCIA辞めちゃって、その穴を埋めるためにお手伝いしただけだよ」
「CIA捜査官の穴を埋める一般人がどこにいる」
「ここ」


死神。呆れない。君の親もなかなかのチートだろ。


「今は、どっかの国で世界一の男になるために修行?してるらしいんだよね。」


その言葉を呟いた瞬間、部屋にいた全ての人物がため息を吐いた、その時。


「待たせたね、赤井さん……ってなんだい、この雰囲気は」
「えっ……咲さん!?」
「何、少年。んー……七瀬さんの経歴いて飽きれた感じか」


ノートパソコンを片手に入ってきたのは降谷未帆――もとい、安室咲ちゃんだった。


「赤井さん、そのうちスパイとか来るよ、多分。リストアップしてるけど」
「すまないな、助かる」


なになになになに、なんでリストアップできてんのぉ!?なんで構成員情報知ってんの!?ぷりーず、てる、みー!


「報酬は?」
「振込で」
「了解」


ふと不思議に思った。いくら降谷の妹だからってそんなほいほいと警察庁、しかもスパイがいる部署に来れるものなのか。みんなの様子を見るに、彼女は信頼されきってるけど。
この子って、本当は何者なんだろうか。赤井にも無条件で信頼されてるし、情報までわたしてる。降谷経由の情報なら納得だけど、降谷が情報を漏らすとも思えないし。


「降谷未帆、ねぇ」

File 22 赤と黒のクラッシュ→←◇



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綺藤(プロフ) - ふきさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけるととても嬉しいです(´∀`*)更新は遅いですが、これからもよろしくお願いします!! (2018年8月19日 21時) (レス) id: 72513d01c9 (このIDを非表示/違反報告)
ふき(プロフ) - 面白いです!何回見ても飽きません!更新待ってます。これからも頑張ってください。 (2018年8月16日 11時) (レス) id: 3e86faee5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綺藤 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年3月23日 19時

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