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◇◇◇


「Excuse me」


ジェイムズがバイクの女に声をかけた。その横ではジョディが拳銃を構えている。


「車、止めてくれる?」


声をかけられた女はバイクの前輪を持ち上げ逃走をはかった。FBIの捜査員もバイクの女を止めようと車を近ずける。しかし女はバイクをFBIの車の上に乗り上げた。
そのまま女が車を乗り越えようとした瞬間――車の前に小さな男の子が飛び出してきた。
FBIの車はそれを回避しようと急ブレーキをかけた。バイクの女はそ勢いで車の前に転がり落ちた。
ヘルメットを取ったその女の顔は――水無怜奈だった。


「まだ息はある!急いで病院に!!」


車から降りたジェイムズは指示を出していく。
コナンはこの状況に困惑していた。なぜ、水無怜奈ここにいるんだ。ベルモットではなかったのか?
真尋さんは?真尋さんはどこにいるんだ?ここに向かっているんじゃなかったのか?
捜査官の怒号が現場を支配していた。


◇◇◇


捜査官たちはやるべきことを迅速に済ませた。彼女を病院に運び、引き続き土門氏を追跡していた。


「黒い車が二台連なって鳥矢大橋からどんどん離れてる!?」
「ねぇ……その二台の車……どこに向かったの?」
「鳥矢四丁目の交差点を曲がって………杯戸町方向に!?」
「奴らが向かっているのは米花町!!おっちゃんがヤベェ!!」


コナンたちを乗せた車は方向転換をさせた。
コナンはある人物に電話をかけた。真尋さん。呼び出し音がひどく長く思えた。


『もしもーし』
「真尋さん、今どこっ!!!」
『うるさいなぁ。大丈夫だよ、心配しなくたって。うまくいくから』
「確証は何!?」
『あー。あー。あれ?電波が悪いのかなぁ。聞こえなーい』


電話を切られた。本当に大丈夫なのかよ?今できることをやるしかない。
その流れでもう一人の彼女に連絡を取る。


『……もしもし』
「咲さん!ちょっと聞い……」
『七瀬の件なら問題ないし、迷探偵も死なないよ、多分。安心しろ』


またもや一方的に電話を切られた。どうしてこの人たちは……コナンは小さく溜息をつき、前を見据えた。

◇→←◇



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綺藤(プロフ) - ふきさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけるととても嬉しいです(´∀`*)更新は遅いですが、これからもよろしくお願いします!! (2018年8月19日 21時) (レス) id: 72513d01c9 (このIDを非表示/違反報告)
ふき(プロフ) - 面白いです!何回見ても飽きません!更新待ってます。これからも頑張ってください。 (2018年8月16日 11時) (レス) id: 3e86faee5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綺藤 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年3月23日 19時

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