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File 20 ハロウィン船事件後日談 in Hotel ページ45

「えええええええええええ!?」


真尋のホテルに絶叫がひびき渡った。
事の始まりは数分前にさかのぼる。


◇◇◇


――ピンポーン

真尋はホテルの部屋に居た。
ベルモットとバトルし久しぶりにドンパチしたため身体中が痛い。歳かな……いや、平和ボケかな……
という思考を遮ったチャイム。
うるせー。放置だ放置。午後のゲーム時間を減らされてたまるか。てか、ホテルからのピンポーンは真尋的にいろいろアウトだよ。(過去の経験より)


「俺を無視してゲームとはな…」


男らしい低めの声。心の中でイケボと呼んでいるのは内緒だ。だが、ここでは聞いてはいけない声だ。絶対に。


「あ、赤井……ええええええええええええええええええええええええ」


とある日の午後。
ホテルに絶叫がひびき渡った。
そして冒頭に戻る。


◇◇◇


「え、真尋さん……FBIの仲間だったの?」


鍵をかけていたはずの扉がなぜか開き、赤井が部屋に入っていた。その後ろからはコナンがひょっこりと姿を現した。
どこからつっこめばいいんだ……


「いや、仲間じゃない。てか、ドアに鍵かけてましたよね?」
「いい加減アメリカに戻ってこないか」
「いやいや。お前らが帰れよ。なぁ、鍵かけてましたよね!?」
「そう意地を張るなよ」
「かけてましたよね!?」


コナンはというと先ほど探偵事務所にいたところ呼び出され、車で来た赤井に連れられとある、高級ホテルに来ていた。FBIって資金があるなーと、感心していた。
ある部屋で呼び鈴を鳴らしたと思えば、鍵が開かずため息をついたかと思うと鍵を外から開け始めた。犯罪だが、そこはスルーだ。


「えーっと。アメリカで一体何を?……真尋さん」


いつまでも口喧嘩が終わりそうに無いので本題に入る。
つーか、赤井さんって、笑うんだ。しかも、邪の心が入ってる危ない笑い。
そう、俺が笑っていると真尋はニコッと笑って。


「えーっと。FBIとかにアドバイスしてた!」


赤井さんは苦笑いだし。
俺、固まるし。
何がなんだかわからない。


「いつでも君を捜査員として歓迎するがね……」
「お断りします」


はやっ!何これ?神速で断ったよ。


「私、遊びたいので」


正直すぎるだろ。もっとないのか。


「チートと仕事したくない」
「お前が言うか」


目の前で漫才のようなものをされても反応に困る。

◇→←◇



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綺藤(プロフ) - Mahoさん» ありがとうございます!!そう言っていただけると幸いですヽ(*´∀`)ノこれからもよろしくお願いいたします(*^^*) (2018年8月10日 9時) (レス) id: 860dd52b69 (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - 夢主ちゃんのキャラ好きです!更新頑張ってください。 (2018年8月9日 0時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - 読ませていただきました!とても面白かったです! (2018年8月9日 0時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
綺藤(プロフ) - 美空さん» ありがとうございます! そう言っていただいて嬉しいです! これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします(*^^*) (2017年11月24日 22時) (レス) id: 860dd52b69 (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 続編おめでとうございます!更新楽しみにしてます!夢主ちゃんめちゃくちゃカッコいいですね(^^)うらやましいです(´・ω・`) (2017年11月24日 0時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綺藤 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年11月12日 20時

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