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◇◇◇


「んじゃまぁ……自分が持ってる悪魔のカードを出してもらいましょうか」


そうするとミイラ男がカードを持っていないことが判明。しかも映画スタッフだということがわかった。
小五郎さんはミイラ男が犯人だとまくし立てるが、私からすればそんな訳はないと思う。だってただでさえ死神が常駐する私の周りだ。こんな達成感のないギャルゲーみたいなことはありえない。
私はラチがあかねーと、さっきからうろうろとしている透明人間さんについていくことにした。それをメデューサさんが気にしていたがそんなものはオール無視。


「透明人間さーん。やっぱりトイレが気になるの?」


そう。私の中でミイラ男さんはメデューサさんの次に意味不明な人だ。目の前に死体があっても動じない度胸。すごくない?最近の日本人はみんなこうなの?


「私もいろいろ考えたんだけどさ、ここ見終わったらさっきの幽霊船長がいたところ見に行こうと思ってて」


そこで私とミイラ男の目が交錯する。


「え……あなた、もしかして……」


◇◇◇


「えっ、ちょっと待ってよ。もうちょいだから、待って!ねえ、頼むよ!?」


はい。現場の真尋です。みなさん驚きですよ。何がって?秘密。
……いや今ね、船の甲板登ってるんだけど。
ちょー楽しい。若かりし頃を思い出すよね。木登りとかみんなしたよね?


「ミイラ男さーん。頼みますから、キザな言葉吐かないで下さいよー?しけますからねー?」
「ホンマか姉ちゃん。うわー、どうしましょ」


やめようか。読者が読んでるよ。ネタばらしはやめようか、作者。
ネタがない。詰んだとか言ってる場合じゃないよ。
そして、ノリよく答えるな関西人探偵。


「ま、服部君が思うように工藤君してよ。後からたっぷり聞きたいことがあるんだ」


私はにっこりと関西人探偵に笑みを浮かべた。
私が見たところあの自称小学生探偵君とこの関西人探偵君ははなかなかの逸材みたいだ。


「俺も姉ちゃんに聞きたいことめっちゃあんねん。イージス艦のことも含めてな」


服部君がやんちゃな笑みを私に向けた。……あれ、こいつ、死神と同じ面してやがる。やっべー、寒い。悪寒かな……?ってか悪寒だわ、うん。むしろそれ以外のなんでもない。

私がわーぎゃー騒いでいるその刹那、服部君が工藤君へと入れ替わる。


「さぁ、謎解きを始めましょうか……闇夜を照らす月光の下で……」


そこには、包帯を外す――工藤新一の姿が見えた。
その時私が思ったことはただ1つ。

あー。あー。しけた。

◇→←◇



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綺藤(プロフ) - Mahoさん» ありがとうございます!!そう言っていただけると幸いですヽ(*´∀`)ノこれからもよろしくお願いいたします(*^^*) (2018年8月10日 9時) (レス) id: 860dd52b69 (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - 夢主ちゃんのキャラ好きです!更新頑張ってください。 (2018年8月9日 0時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - 読ませていただきました!とても面白かったです! (2018年8月9日 0時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
綺藤(プロフ) - 美空さん» ありがとうございます! そう言っていただいて嬉しいです! これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします(*^^*) (2017年11月24日 22時) (レス) id: 860dd52b69 (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 続編おめでとうございます!更新楽しみにしてます!夢主ちゃんめちゃくちゃカッコいいですね(^^)うらやましいです(´・ω・`) (2017年11月24日 0時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綺藤 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年11月12日 20時

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