【名探偵コナン】アメリカから天災が来日した件について。#3【ギャグ】

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真尋さんから借りた口紅を手に少年探偵団に連絡を入れる。


『いいか。今から俺の言う通りに行動するんだ。大丈夫、バスは暗いし奴らは成功を確信して浮ついてる。トンネルを抜けた瞬間が勝負だ』


俺は少年探偵団に指令を出す。うまくいけよ。


「ヨォし、スピードを上げろぉぉぉぉぉぉぉ。お前がいうこと聞かなきゃこの女の頭が吹っ飛ぶぜ」
「よく言うよ。ほんとはみんな殺すつもりなのに」


声に驚いて振り向くと真尋さんだった。
真尋さんは俺の視線に気付いてウインクを返してくる。


「顔を見せたってことはそう言うことなんでしょ？この死神が持ち上げてるその爆弾で！！！！」
「おいコラ死神ってなんだ」


思わず突っ込む。すると後ろで咲さんが「事実じゃないか」とボソリと呟いた。
まあ、犯人がうろたえているが撃てるはずはない。
撃てば自分たちもお釈迦だ。
そしてスキー板には真尋さんの口紅で書いたstopの文字がある。


「早く！！！！」


キキキキッキキキキキキ
バスがものすごい音を立てて止まる。


「真尋さん女の人捕まえて！」


彼女は待ってましたとばかりに女の人を取り押さえる。 「このクソガキぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」と叫びながら。

ドカッ
拳銃を持った犯人はジョディ先生によって取り押さえられる。


「あ、あ、早く逃げなきゃ。
い、今の勢いで起爆装置が動いたのよ。爆発まで30秒もないわよ」
「このクソババアァァァァァァァァ」


真尋さんの下品な言葉はこの状況をある意味言い当てている。


「みんな逃げろぉぉっ」
「早く逃げろ！！」

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