97話 ページ21
二人が店を出る頃には既に外は暗くなり始めていた
円堂｢あれ、佐久間とAじゃないか｣
店を出た途端、円堂が声をかけてきた。
どうやら今日は風丸と基山の3人で出かけてきたみたいだった。
佐久間｢偶然だな、今帰りか？｣
基山｢うん、そうだよ｣
円堂｢風丸とヒロトと遊んできたんだぜ！！｣
何気ない会話をしていると、突然風丸が不機嫌な顔をしながら声をかけてきた。
風丸｢今日はずっと宿舎にいるんじゃなかったのか？｣
A｢うちか？いや佐久間に誘われたからちょっとだけお土産を見にきたんだ｣
そういいながら手持ちのお土産を風丸に見せた
風丸｢俺が誘った時は即効で断ったのに、佐久間の誘いは了承したんだな｣
A｢いやぁ、それはタイミングの問題だよ？
夕方にちょこっと時間ができて、そしたら佐久間誘ってきてくれたから｣
しっかりと説明したのにも関わらず、今も少し態度の悪い風丸にAは少しずつイラつき始めた。
A｢せっかくの誘いを断ったのは悪いと思うけどさ、1回断っただけで何その態度。｣
段々とピリつき始めたその場の雰囲気にすかさず基山がフォローに入ってくれた
基山｢そろそろ戻らないと門限過ぎちゃうから行こうか？
ほら行くよAちゃん｣
基山はAの背中を押しながら、円堂を連れ宿舎に戻っていった
佐久間｢そう怒るなよ
別に俺とAが一緒にいても問題ないだろ？｣
風丸｢別に怒ってなんかない……｣
風丸は佐久間の横を素通りする。
佐久間｢あっそうかよ…｣
そう言うと佐久間も宿舎に戻っていった
風丸｢別に起こってなんかない……
ただ俺の誘いを断った…か……ら。｣
あれ、なぜ誘いを断られただけでモヤモヤしてるんだ……。
たった一度じゃないか
予定が合わない事なんて普通にありえることじゃないか……。
俺、何してんだろ……。
風丸｢ハァ……これは俺が悪いわ｣
冷静に戻った風丸はゆっくりと宿舎に歩き出す。
風丸｢あとで謝らなくちゃだな……｣
___まだ本当の気持ちに向き合うには少し時間がかかりそうです。___
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ゆーり(プロフ) - いまづきさん» コメントありがとうございます！！本当に気まぐれ更新の為、1日にたくさん更新することもあれば、何日も更新がない時もあります。こんなマイペースなやつですが、最後までお付き合いよろしくお願いします！！ (2018年2月9日 22時) (
レス) id: 9d4fad84ae (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 面白かったです！再新頑張ってくださいp(^-^)q (2018年2月9日 21時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーり(プロフ) - こんなところまで見に来る方いるか分かりませんが作者のゆーりです。更新についてですが、現在稼働中の作品が天才少女を含めて3作品ありますが、1番書いてて楽しいのはこの作品です。またいつ居なくなるか分かりませんが、基本は週末or休日の更新となります。 (2018年1月4日 23時) (レス) id: 9d4fad84ae (このIDを非表示/違反報告)
柚音＠フランが可愛いすぎて辛い←(プロフ) - おかえりなさいです!!帰ってきてくれるのずっと待ってました(*´ω｀)更新頑張って下さい(´∀｀) (2015年10月19日 10時) (携帯から) (レス) id: d2f42bfb56 (このIDを非表示/違反報告)
古城 輝介(プロフ) - うちも受験生です!!お互いに頑張りましょう!! (2014年1月16日 22時) (レス) id: d2670b7551 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーり | 作者ホームページ：https://twitter.com/yuri__1098
作成日時：2013年8月8日 14時
