難易度9 ページ9
今回はどんなことを言われるのかな。この時期になるとたしか……婚約者?
ふう、と息を吐き、目の前の大きな扉を3回ノックする。
「お父様、Aです」
「入っていいぞ」
「失礼します」
相変わらずだだっ広い部屋だなあ。憧れる〜
「…それで、お父様、お話とは」
「ああ、Aよ。お前に婚約者ができることになった」
……やっぱり。
「お相手は?」
「あのフューラー家のグルッペン・フューラー様という方だ」
[あの]フューラー家って言われても…どれくらいすごいのかよくわからない。前世で婚約した時もわからず婚約してしまった。
「数日後に茶会があるから、そこにグルッペン殿も出席してもらう。そこで親睦を深めるといい。」
政略結婚ってやつ?愛がないなあ。
まあ前世で行ったから分かるが、今回行く茶会は夜のお茶会というもので、様々な令嬢お坊ちゃんが集う。
私はそこでグルッペンに出会った。
「分かりましたわ、お父様。…お茶会、楽しみにしていますわね。」
そうして私は書斎を後にした。
「ええ!?婚約者ぁ!?」
「しーっ、ぺいんと、声が大きいわ!」
お父様と別れた後、私は使用人棟へと向かい、4人に報告をする事にした。
「でも、Aさん…婚約者って、本当ですか?」
「しにがみ…それが、本当なのよ。」
「婚約破棄だよ婚約破棄!俺は認めないぞ!」
そういうぺいんとを何とも言えない目で見つめるクロノアとトラゾー。
「Aさん。お茶会って…4日後だよね」
「?そうですよ。」
そう言うと4人でこそこそ話し合い始めた。
あんまり仲間外れは良い気分じゃないんだけど…。
「分かりました。ありがとうございます。」
少し見える口元から察するに、にっこりと笑っているであろうトラゾー。…貼り付けられたようで、少し、怖かった。
ーーーーーーー
報告終わっちゃいましたね。
多分これからフローチャート挟むと思います。きっと。
あと80hit♡10ありがとうございます!
嬉しいです、これからも頑張ります!
ラッキーヤンデレ
カニバリズム型
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作者名:動くかもしれない点P | 作成日時:2023年8月31日 22時