高難易度鬼畜ヤンデレ乙女ゲー【d!】【ntjo組】 (ページ17)

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難易度17(設定ｱﾘ) ページ17

本には気取った文字で長々と何かが書いてあった。

『A・ラーリエ

高校1年生の16歳。可愛らしい笑顔で相手を魅了する。

小柄で華奢な体格だが、運動系入試では1位。

パワーは無いが、スピードと反応速度、戦闘中の頭のキレはピカイチ。

だが、頭が言い表せない程悪い。これは天性の何かであろう。
容姿端麗で、しにがみに毎日結ってもらっていたためそれなりに髪が長い。

サリン

高校一年生の15歳。威圧的な視線で相手を震わせる。

身長が高く、スタイルがいい。

パワーも無いし、戦闘センスは皆無に等しい様だ。

頭が良いが、学術系1位程は無かったため、ハニトラでどうにかしたらしい。

黄緑色の吊り目の美人で茶髪の長髪をなびかせる。

これでもゾムの妹である。

ﾓﾌﾞ1

高校2年生の16歳。影が薄いためよく人から忘れられる。

身長はそれなりにあり、スタイルもそれなり。

戦闘は基本的な護身術程度。

頭のキレが凄まじく、学術系では6位まで行った。つまり実力的には5位である。

黒髪黒目の普通としか言えない容姿。

平民と貴族の平等化が夢で、そのためか苗字を名乗らない。』

……なによこれ。

個人情報の塊じゃないか。

それに、この本が私以外の手に渡っていたら…

ただ、本にははっきりとA様へ、と書いてあった。

……仕組まれている？

私が転生？したことも、このじゃんけんに勝ったことも。

まるでゲームだ。私が、誰かに、操られているような…。

そんなことを考えていたら、いつのまにか瞼が閉じていた。

　

　

「ん"…んぅ……ぁぁぅう……」

「……ん？ここは…」

どこだっけ、ここ。ああ、そうか、きのうからりょうに…

……はっ！！！！！

「おっはよーございまーす！！！！！」

「「んぐぁ！？？！」」

「あら、起こしちゃったのお二人さん。ごめんなさいね。」

まあそんな大して悪びれてないが。

あ、チーノは起きてるけどショッピは二度寝してるわ。

「チーノ…今何時？」

「何で俺………え"っ！！もう7時や！！！」

「ちょ、やばいですわ！！」

「おいショッピ、お前はよ行くで！！！」

「んん…」

結局猛スピードで準備して、寝ぼけたショッピを引きづりながら食堂に向かった。