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私は、自分の教室に戻って弁当箱を片付ける。
･
明日はバスケ部の挨拶があって、その時の話を考えなくちゃいけない
うーんと考えてたら、
ｶﾞﾗｯ
教室の扉が大きく開いた
貴方｢あれ？…雅紀？｣
大きな影がこちらををみる
雅｢あ、Aーっ！｣
彼の名前は雅紀。私と同じバスケ部で、元気が取り得のバスケ部男子部長。
雅｢さっきからずっと挨拶の内容考えてたんだけど、良いのが思いつかなくて……Aは何か話作った？｣
貴方｢ううん。これからー。｣
雅｢そっかー…うーん(-ω-)｣
貴方｢別にそんな考えなくても…。軽い挨拶なんだし。｣
雅｢駄目だよ！挨拶が肝心だって、誰かが言ってた！｣
貴方｢あっそー。｣
適当に返事して、彼との出会いを思い出す。
･
彼に初めて会ったのは、中２の時。
転校生として私と同じクラスに入って、たまたま隣同士だったことから仲良くなった。
両方ともバスケが好きで、心が通じあえた。
今でも部長同士として良い仲間。
ｷｰﾝｺｰﾝ―……
休憩が終わる鐘が鳴る。
雅｢…あ、もう時間！Aーっ！お願いがあるんだけど！｣
貴方｢うん？｣
雅｢今日一緒に帰り道考えてくんない？缶ジュースおごるからさー！｣
貴方｢良いよ。プラスメロンパンね。｣
雅｢しゃーないな、っうし！そんじゃまたな！｣
そう言って自分の教室に戻って行った。
彼の後ろ姿を見送ると、私はふと呟く。
貴方｢バスケか…。｣
･
･
そういえば、小さい頃のこと
･
翔兄がサッカーで、
和が野球で、
･
･
どっちも女の子の遊びじゃないからって理由で部屋に逃げた
･
･
･
でも本当は
･
･
･
両方ともやりたくって、
･
二人が大好きで、
･
ひとつに選べなかった。
今から選ぶとしても、きっとまた答えが出ない。
それが今の私の答え。
･
･
この時、私は二人の気持ちなんて、まだ知らなくて…
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こびと - 読み始めたら止まらなくなりました!! (2014年1月23日 15時) (
レス) id: d7eb631bc1 (このIDを非表示/違反報告)
裕子(プロフ) - 最高！！がんばってください！！ (2013年11月8日 11時) (レス) id: c57e568e92 (このIDを非表示/違反報告)
suzu(プロフ) - 続きはないんですか？あるなら、ぜひぜひどんどん更新しちゃってください！待ってます！ (2013年3月20日 20時) (レス) id: 0154f08bfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クリオネ
