ただのモブなんです…。【鬼滅の刃】

丗玖 ページ42

それから数日後の昼｜蝶屋敷にて

無一郎君と蜜璃ちゃんと茶屋へ行ったことは

柱の全員に伝わり、稽古どころではなくなった。


「毎日毎日茶屋へ行って…稽古はどこに行ったの？
このままだと私弱いままだよぉ」


いや、全然よわよわモブっ子で問題はないんだけどさ…。

以前会っていなかった悲鳴嶼さんだけしか稽古をつけてくれない。

なんだこれ…。毎日柱と茶屋行くって…？幸せかな？

今人生のすべての運を使い切ろうとしてるのかな？

どちらかと言えばいつも忙しい中モブのために稽古をつけてくれてる

悲鳴嶼さんに日頃の感謝を込めて猫カフェに一緒に行きたいぐらいだわ。

猫カフェないけどさ！！


「A？刀届いたよ」

「本当!?い、今行く！！」


カナヲちゃぁああん！！わざわざ呼びに来てくれるとか神か！！

てかひょこって襖から顔出す仕草可愛すぎだろぉおお！！

何それ…可愛いの極み乙女だわ！！

あああ好き好き好き！！

好きがあふれるぅうう！！

私の刀鍛冶さんは誰かなー！！

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
……鋼鐵塚さんでした。

炭次郎と一緒ぉおおおほっほーーーい！！


「抜いてみろ」

「はい！！」


日輪刀は…緑の唐草模様が出来た。

おぉおおお！！生で見るとかっけぇえ！！

大切にしよう！！


「ありがとうございます！！大切に使わせてもらいます！！」

「……折ったら殺す」

「ひぇ…肝に銘じます…」


炭次郎の方に先に行ったのかな？

凄く不機嫌だ…。


「あら？ようやく届いたんですね」

「あ！しのぶさん！！見てください！！唐草模様とっても綺麗です！！」

「そうですね、とても可愛らしいです」


そうでしょうとも！！こんなきれいな唐草模様ですものね！！

よし！！これから頑張るぞぉおお！！

任務早く来ないかな！！！


……まて。私悲鳴嶼さんの修行だけでちゃんと戦えるのか…？

……悲鳴嶼さん柱の中でも強いしきっと大丈夫だよね！！

問題は私がなんの呼吸の技も使えないことだよね！！

なんで常中出来てるのに技出せないの!?

可笑しくない!?


「それで何の呼吸になりそうですか？」

「え？どういうことですか？」


な、何の呼吸になりそうとは…？


「柱の方々はそれぞれ呼吸の仕方が違いますし」

「……っ！！」


今気づいたよぉおお！！

そうじゃん！！全部違う呼吸なんだから技を会得できないのも当然じゃん！！

私何を学んでたんだよ…。

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