玖拾 ページ8
そこから一乱闘騒ぎがあり、
炭治郎のねじ式頭突き(命中率は下がるが威力は上がる)によってひと段落つき、
何とか家にも入れてもらえた。
「お茶ですどうぞ…」
「ありがとう」
「ああ…ありがとう
ごめんね本当にお父さん頭突いちゃって…
大丈夫だった?」
せ、千寿郎くんが入れてくれたお茶が目の前にあるぞ……?
飲んで良いのか?こんなモブになる為に必死な私が?
の、飲んで良いものなのか‼
ふわあお‼炭治郎が心身ともに辛そうだ‼
「大丈夫だと思います
目を覚ましたらお酒を買いに出かけて行ったので」
「そっか…」
「ありがとうございます」
「えっ?」
千寿郎がペコと頭を炭治郎に下げる。
ああ!後頭部可愛いぃい‼(変態)
「すっきりしました
兄を悪く言われても僕は口答えすらできなかった」
「千寿郎くんは悪くないよ
私だってあんな風に言われたら怖くて言い返せないし」
まず、私の場合お父さんがいなかったから、お父さんがこういうもんだっていう定義が無いし……
そんな奴に慰められてもかえって腹立つな⁉
死のうかな⁉
「……僕は男ですからこんな弱々しくてはいけないんです」
「「……」」
それ言われたら私も何もいえねぇわ
うん。出過ぎたマネしたわ。
「兄はどのような戦いをしたのでしょうか」
炭治郎は上弦の参との戦いを細かく千寿郎くんに話した。
千寿郎くんは涙を流しながらも、その話をしっかりと噛み締めるように聞いていた。
え?私はって?ちゃんと聞いてたよ?
私の活躍した場面?そんなの話さないよ?煉獄さんだけが素晴らしかったっていう話だからね?モブの話なんてするわけないじゃあん?
「そうですか……兄はAさんに庇ってもらって…ありがとうございます…」
「おっ?あ、ううん…煉獄さんが最初に上弦の参と距離を取っていなかったらもしかしたら何も出来なかったかもしれないし」
「俺もそんな…力及ばず申し訳ありません」
あれ?いつのまに私の話もしてたの?
私の記憶煉獄さんが活躍したってところで止まってたんだけど?
自分でまさか抹消してた?
私は自分の記憶を抹消出来たのかッッッ⁉
(出来ない)
「気になさらないでください
兄も戦いの後、きっとそう言いましたよね?」
「…」
「父がよく見ていた書物には心当たりがあります
持ってきますので少々お待ちください」
しーんと静まり返る。
まったこの空気…嫌いなんだけど⁉
この空気‼嫌いなんだけど⁉
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チョコレート(プロフ) - 磯崎さんのこと何気に好きな人いない?はい手ェあげてー((すいません黙ります (2020年5月7日 9時) (レス) id: c173f50722 (このIDを非表示/違反報告)
そらねこ。 - 37歳児は笑うww (2020年1月26日 21時) (レス) id: 660f048392 (このIDを非表示/違反報告)
ての(プロフ) - チョコレートさん» ありがとうございます。これから更新頑張りますのでよろしくお願いします。 (2020年1月25日 21時) (レス) id: 04160e4038 (このIDを非表示/違反報告)
ての(プロフ) - りつ@推しが尊い連盟さん» お疲れ様でした。壱からここまでは大変ですよね。ありがとうございます。 (2020年1月25日 21時) (レス) id: 04160e4038 (このIDを非表示/違反報告)
りつ@推しが尊い連盟(プロフ) - 続編おめです…壱から頑張ってきました。(。´-д-)疲れた。。 (2020年1月25日 20時) (レス) id: 026de477cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おはぎ | 作者ホームページ:http://tenorishu
作成日時:2020年1月24日 18時