ただのモブでいたいんです…。参【鬼滅の刃】

佰弐 ページ21

結局宇髄さんには一旦帰ってもらうことになった。

胸筋が恋しいぜ…


「A‼さっきは診察中に2人が騒いでごめんな」

「炭治郎…いやいや全然‼2人はまだしのぶさんに怒られてるの？」

「ああ、そうみたいだ」


可哀想に2人とも……ご愁傷様…………ん？

私今炭治郎と普通に話せたよね？

え？え？効果もう切れたとか？

なら万々歳ですけど？

辛いが一か八かやってみよう。


「炭治郎嫌い‼」

「…なんでそんな酷いこと急に言うんだ？」

「ごめんなさい。嘘です。ごめんなさい
そんな顔させるつもりじゃなかったんです」


嘘やん…そんなすぐ効果なくなる？

だってご都合血鬼術とかよく一日中とかあったじゃん⁉

ふざけんなよ‼私炭治郎に酷いこと言っちゃったじゃん？

死罪だよ？私の首跳ね飛ばすしかないよ？


「俺はAのこと好きだぞ？」

「うん私も推しが大好き…もう至高すぎて好き過ぎてしんどいありがとうございます」

「そ、そうか」


引かれた？そんなの些細なことさ。

善ちゃんよりかは好感度低いし。まず、モブに引いたところで炭治郎のかっこよさは減らないから。

まず、炭治郎自体がもう愛されカンストしちゃってるから。主人公万歳‼

最高に好きだぁあ‼


「Aちゃぁあん‼うう〜‼」

「ぐえっ」


善ちゃん……急な飛び込みは私の生死に関わるのであまりよろしくないよ？

うん。最高にいい匂いしたし、抱きついてもらって超絶ハッピーだけどね‼

ああ‼好き‼可愛い‼ああ‼可愛い尊い‼

人間国宝なれるいや最早人間国宝じゃないことがおかしいと思うんです。私。


「こら！善逸怒られたばっかりだろ‼」

「そうだよ‼怖かったよ‼でもでも‼Aちゃんがこんなに俺のこと好きって音出してんのに抱きつかない方がおかしいでしょ⁉」

「大声で私の音を叫ばないで‼羞恥で死んじゃう‼」

「……」

「だから‼炭治郎はその顔やめてよぉお‼」


てか伊之助はどこ行ったんだよ。まさか親分まだ怒られてるの？

まぁ元凶伊之助だししょうがないか……

あとで励まそう。


「ところでAちゃんが血鬼術にかかったって聞いたんだけど？」

「そうなのか？」

「しのぶさんから聞いたの？
実はもう治ったっぽくって」

「そっかぁ‼怖かったでしょう⁇」


ん？会話繋がってなくない⁇

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