玖拾捌 ページ17
「ゲホッ!うえっ!ゴッホッ‼」
汚い?うるせい!こっちは必死なんだぞ⁉
女子力気にしてる場合じゃねぇ!
…血鬼術かけられたっぽいけど、体に異常は無いな。
「幻想とか言ってたような…うーん」
そこまでヤバそうな血鬼術でもなさそう。
頸斬ったから効果もう出てないとか?
まぁ!モブにそんな血鬼術かけても利益0だからね!
一番安心だけど!そうこれだよ!私が求めていたモブライフッ
主人公にも主要キャラ誰一人として関わることなく、きた任務を死に物狂いで鬼と戦いながらも、それぞれのキャラを見守る……
最高に素晴らしく気高いお仕事……
それがモブッッッ‼
おじいちゃん……私夢が叶ったよ。もうあとは無限城に呼ばれて鬼に殺されるのみだ……。
我が人生に一片の悔いなし!って言うのが夢なの☆
ちょ、ごめんて。そんな目で見んといてって。
そんな一人で脳内で独り劇場を行なっていると、
ポンポンと肩を叩かれた。
「ねぇ、そこのお嬢ちゃん」
「へ?はい?」
もしかして、私にやけてヤバイやつに思われた?
町で人に話しかけられること初めてなんだけど⁉
かなり緊張するんだけど⁉
「お嬢ちゃん可愛いねぇ…一緒にそこの甘味処に行かないかい?」
「え…あはは…私行く所があるので〜」
え?これナンパ?この時代にナンパなんてあるの?
てかこの人めちゃくちゃ危なそうな香りしかしないし
この年齢にナンパ…ロリコンなのか?
確かに私の顔は自分でも自覚あるくらいには童顔だけどさ…ロリではねぇ‼
「そうかい‼じゃあ早速行こう!」
「え?ちょっ?離してください!」
ええ?怖い怖い‼断ったよね?私断ったよね⁉
てか手ェ‼手握り締めすぎだわ‼痛い痛いッ!
どんだけ怪力⁉
「悪いようにはしないし、給料はいいからさ」
「いや…なんの話!甘味処の話じゃなくないですか⁉」
ずるずると引きずられながら、どうにか手を離してもらおうとする私。
ひええぇ‼なんでこの人話聞いてくれないのぉぉ⁉
「お?Aじゃねぇか?探したぜ?」
「え…あ…う、うずっ……さ」
「!…なぁそいつ俺の連れなんだわ
離してやってくれねぇか?」
「は?テメェの連れだぁ?こっちは商売かかってんだよ」
豹変してますよおお⁉お兄さぁああん⁉
てか商売って⁉
確実に甘味処に行く言葉じゃないよね⁉
てか、この巨体に動じないってすごいね⁉
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チョコレート(プロフ) - 磯崎さんのこと何気に好きな人いない?はい手ェあげてー((すいません黙ります (2020年5月7日 9時) (レス) id: c173f50722 (このIDを非表示/違反報告)
そらねこ。 - 37歳児は笑うww (2020年1月26日 21時) (レス) id: 660f048392 (このIDを非表示/違反報告)
ての(プロフ) - チョコレートさん» ありがとうございます。これから更新頑張りますのでよろしくお願いします。 (2020年1月25日 21時) (レス) id: 04160e4038 (このIDを非表示/違反報告)
ての(プロフ) - りつ@推しが尊い連盟さん» お疲れ様でした。壱からここまでは大変ですよね。ありがとうございます。 (2020年1月25日 21時) (レス) id: 04160e4038 (このIDを非表示/違反報告)
りつ@推しが尊い連盟(プロフ) - 続編おめです…壱から頑張ってきました。(。´-д-)疲れた。。 (2020年1月25日 20時) (レス) id: 026de477cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おはぎ | 作者ホームページ:http://tenorishu
作成日時:2020年1月24日 18時