ただのモブでいたいんです…。参【鬼滅の刃】

玖拾参 ページ11

「"歴代炎柱の書"は私が修復します
他の書も調べてみます

父にも…聞いてみて
何かわかったら鴉を飛ばします

お話ができて良かった気をつけてお帰りください」


お辞儀をする千寿郎くんに私たちもペコとお辞儀をする。


「いいえこちらこそ
ありがとうございました」

「そうだ炭治郎さん
これを…

兄の日輪刀の鍔です」

「い、いただけませんこんな大切なもの……
俺は…」

「持っていて欲しいんです
きっとあなたを守ってくれます

それにこれは兄の意思なんです」

「え」


え？こんなシーン無かったよね？

ということはやっぱり生きてるから違うのか。


「兄が眠る前に炭治郎さんにこれをと」

「……
ありがとう……」


そうして千寿郎くんと別れた。

帰りもやはり炭治郎は辛そうだった。

だからといって私がおぶって運ぶことも出来ないし。

禰豆子ちゃん持つって言ってもし落とした時のこと考えると安易にそんなこと言えないという……

何も出来ずに炭治郎の歩くスピードに合わせることしかできないぃいん

この無能主要人物めッッッ‼


「炭治郎…息遣い荒いけど」

「んっハァ…そうか？」


そうだよぉお‼今にも倒れそうでもう怖いよおお‼

ほら禰豆子ちゃんもカリカリしてるよ⁉


「大丈夫だ禰豆子もうすぐ蝶屋敷に着くから…

ん？」

「誰かいっ…」


あっはー……あのシルエットを見るに……

いや、決めつけは良くない…もっとちゃんと見てみよう。


「「(はっ鋼鐵塚さん‼/さっ37歳児‼)」」

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