そのてのぬくもりを 5

186 ページ36

.


.





『新曲？』


マ『はい。
再来月から始まる丸山さんのドラマの主題歌になる予定です。』




後藤ちゃんがみんなが揃ってる楽屋に来て新曲の発売が決定したことを教えてくれたのは僕と亮がギターの練習を始めて4ヶ月ほとたった時やった。




村『へぇ。
マル、ドラマ決まってたんや。』


丸『そうなんですよ〜。
しかも主演！！
楽しみやわ〜♪』

渋『おお、主演かいな。
ええやんけ。

どんな感じの曲になりそうなん？』

マ『バラードな感じですね。
で、ですねぇ、新曲発売と同時期に発売イベントをやろうかって話になってます。』

大『お、やったぁ。
イベントやんの〜？』


マ『まだ詳しくは決まってないんで、これから皆さんとミーティングしていくことになると思いますのでよろしくお願いします。』


『『は〜〜〜〜い。』』


『新曲出すの久しぶりやもんね。
楽しみやね〜〜。』


村『せやな。
イベントかぁ。なにしたらええかなぁ。また小さい会場やろうし、ワチャワチャ出来たらええなぁ。』

渋『なんかええ感じにしていきましょ(笑)。』

横『おぉ。ええ感じが一番やな(笑)。』



僕のケガのせいで一年近く新曲が出せてなかったから、新曲の決定にみんなほんまにうれしそうにしてる。


亮『章ちゃん。』

『ん？
小声でどーしたん(笑)』


さっきまで大倉と話してたと思ってた亮がいつの間にか隣に来てｺｿｯと話しかけてきた。


亮『ギター、イベントで披露せえへん？』

『え？』

亮『せっかくやったらファンの子がいるまえでみせたいやん？。

それともまだ披露できる段階じゃない？』


亮がニヤっと笑ってる。
あの笑顔は亮はもうギター完璧やでって言ってるねんな(笑)。

『そんなことないよ。もう結構上手くなったで。

うん。じゃぁイベントで披露しよ。
一緒に弾くの ・・・？。』

亮『俺はそうしたいけど。
お前は？』

『僕も一緒にやりたいかな。
その方が楽しいやんな。』

『そうやな。
何をするかはお互い考えとこうや。
みんなにはバレんようにしやなあかんで。』

『分かってるよ〜。

楽しみやね。』

亮『おう。』



再来月に向けて新たな目標が出来た。




.

187→←185 ~安田side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す