今日から３年A組です。 (ページ8)

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８　-　不満ページ8

Sakura

　

　
茅野「＿＿＿っ、、、！」
　

茅野「今、声聞こえなかった？」

　

　

いつの間にか寝ていたらしく、Aちゃんはわたしの肩に頭を乗せている。
　

　

茅野「えっ、ねぇ寝ないで！」
　

　

宇佐美さんに声を掛けてもすぐに寝てしまった。

　
それと同時に、Aちゃんが目を覚ます。

　

　

「Aも１人やだから、一緒にお話しよう。」

　

寝起きで呂律が回ってない喋り方、普段は聞け無さそうな名前呼び、

　

やっぱ美しい人の友達は美しいんだな･･･。

　

　

２人が寝落ちするまで、ずっと澪奈との思い出話を聞いていた。

　
　

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*

相変わらずの低血圧で、朝はやっぱりしんどい。

そう思いながら甲斐くんの後ろ、

正確に言うと、甲斐くんと石倉くんのほぼ真ん中の席でうつ伏せになっている。

「しんどい、、、。」
　

小さく呟くと、愛華ちゃんと華ちゃんの声が耳に届いた。

　

小宮山「だから、離れてって言ってんの!!」
　

魚住「そんな言い方しなくてもよくない？」

　
河合「、、、どうしたの？」
　

魚住「わたしのこと、臭いって。」

　

理由を聞いて、思わず肩の力が抜けてしまった。

　
そんな小さなことで強く当たる必要なんてないのに。

　

須永「うっせぇな!!風呂入ってねぇのはみんな一緒だろ。」

　
　
須永くんのカリカリとした態度を横目で見ながら、華ちゃんと玲央ちゃんの会話を聞いていると

　
華ちゃんはやけに嬉しそうに。

　

「はい、華ちゃん。」

　

先生に鞄を没収される前に机の中に入れておいた汗拭きシートをわたしに行く。

　

水越「Aちゃん、そんなやつに構う必要なんてないよ。」

小宮山「Aちゃんまで汚れちゃう。」

　
「････････わたしがしたいだけだよ？」

魚住「Aちゃん･･･」

　

諏訪「Aの優しさに甘えてんじゃねぇよ。」

　

　
確実に、イライラの波紋が関係の無い人にまで伝染してる。

そう感じながら、華ちゃんに声をかける。

　

　
「須永くん、優しいよね。わたしはいいと思うよ、」

　

華ちゃんが玲央ちゃんに話していた内容に意見を出しながら、須永くんを眺めてみる。

　

魚住「Aちゃん、好きなの？」
　

「いやいや！」
　

魚住「Aちゃんには勝てないよ、、、。」

　

今日も、慌しい１日が始まる予感。

　

　