今日から３年A組です。 (ページ1)

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１　-　転校生ページ1

Sakura

　

　

柊「今日から、この３年Ａ組に生徒が１人、加わることになった。」

　

　

この教室に閉じ込められて３日目の朝。

　

　

いつもみたいにどんよりとした空気が流れて１日が終わるだろうと思っていたのに、

　

どうも今日からは違うらしい。

　

　

　
柊「入って。」

　

　

控えめにドアを開くと、小柄な女の子が入ってくる。

　

　

甲斐「･･･本当に高校生？」

　

諏訪「ちょ、そんな言い方ないでしょ、笑。」

　

　

後ろからは無神経な声が聞こえる。

　

　

でも、まぁ分からなくもないかな。

　

　

　

「･････････初めまして。七音高等学校から来ました。雫石Aです･･･。よろしくお願いします。」

　

　

雫石さん･･･の学校名を聞いた瞬間に、みんなが驚いているのが

　
なんとなくだけど感じ取れた。
　

　

　
・「ななおと、ってさ･･･」

　
・「めっちゃ頭良い所じゃん。」
　

　

　

クラスが瞬く間にざわつき始める。

　
　

そんなみんなを見ても気にしないのか、先生は彼女を席へと案内した。

　

　

甲斐くんの後ろ･･･１人だけしかいない席だ。

　

　

朝、みんなが席が１つ増えていると言ったのは、彼女のタメだろう。

　

　

　

水越「ねぇ、雫石さん･･･は、なんでこのクラスにきたの？」
　

金沢「しかも、このタイミングで、ね･･･。」

　

　

みんなが澪奈と中尾くんの席を見る。

　

　

　
「ぇ、っと･･･それ、は、･･･」

　

　

言葉に詰まる雫石さんに、少し違和感を覚えた。

　

　

　

柊「･･･雫石のことは、とり合えず今日の課題を説明してからだ。

　茅野、電気を消せ。」

　

　

先生に言われて、席を立つと先生は黒板に動画を映しだす。
　

　

　

この動画の撮影者を探すのが、今日の課題らしいけど、

　

今日解決するのは、わたし達ではない。

　

　

　

　

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雫石A
　

・元水泳部

・他校だが景山澪奈と仲が良かった

　
・景山の自殺の真相を究明するために魁皇高校に

　

　
容姿

　

・腰辺りまである黒髪ロングを基本はストレートでハーフツイン

　
・わりと整った顔立ち

　

　
性格
　

・口には出さないけど心の中ではけっこう辛辣

　

・甘えん坊気質

　

　

　