３３話 ページ35
大野 智 side
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花火……奇麗……
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ニノと見れて嬉しいよ。
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『智…聞こえる？』
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頭の中に響いてきた声…
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松潤の声だ…………
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大野「松潤…何？」
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松本「お前まだ一人も殺してないよな……？」
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大野「……ぅん……ゴメン………」
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松本「元々人間だったお前が人を殺すなんて無理って事は分かってる。」
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大野「……………。」
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松本「でも一人も殺さなかったらまたコッチに戻ってきてもらう。」
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大野「っ！！それは絶対に嫌！！」
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松本「……ごめんな。智。」
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それから数十秒経って松潤の声は聞こえなくなった。
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二宮「……大野さん？どうかしました？」
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大野「…ううん…なんでもないよ…ちょっとトイレ……」
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辺りが暗くてよかった……
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……だって今のオイラ………………
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涙が止まらない…………
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革ベルト
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作者名：相宮結乃 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/ninotan-arashick0617/
作成日時：2011年4月10日 0時
