２８話 ページ30
大野 智 side
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ニノの家で留守番してる時は
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ニノのにおいがして………
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ニノにたまらなく会いたくなる。
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そんな事を思いながらも少しウトウトしていた。
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ガチャッ！
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……………え？
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二宮「大野さんっ！」
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大野「んー？どしたの？」
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そう言った瞬間ニノのにおいが急に近くなって……
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抱き締められてたんだ………
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大野「ニノ…どうしたの？痛いよ…」
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そう言うとニノは今にも消え入りそうな声でオイラに話しはじめた。
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二宮「オレ…大野さんがまた居なくなるのが…たまらなく怖いんです…」
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ニノ………
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気付いてたんだ…
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オイラは地上にずっと居られる訳ではないって事……
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オイラだって……ずっとニノと一緒にいたいよ……
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二宮「大野さん……」
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大野「………………？」
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二宮「……………エへへ、取り乱しちゃってすみません」
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ニノ…明るく振る舞ってるんだ……
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その優しさが痛いよ…………
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二宮「楽しい思いでいっぱい作りましょ？ね？」
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そう言ってニコッっと微笑んだ。
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その笑顔の奥には
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切なさもうつっていた……
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作者名：相宮結乃 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/ninotan-arashick0617/
作成日時：2011年4月10日 0時
