【天才作家スズ】チーズケーキ姫はシュークリム王子の好きな人！？

屈辱だぁぁぁぁ！！！［ヒロ目線］ ページ18

ヒロ「うわ…」
俺の視線の先には、真矢がいた。
真矢「コーチが怒ってるぞ」

そう言いながら真矢は俺の方を見てクスッと笑い、スズの方を見た。
真矢「やぁ、スズちゃん」
(｀ロ´;)←

なんでそんな顔なのかって？
だってスズがさっきまで大事に持っていたボールを落としたんだよ？

真矢さん凄いっすねー
イケメン力半端ないっすねー←

真矢「ちょうど良かった」
真矢は爽やかな笑顔を浮かべた。

認めたく無いけどイケメンだ…くそっ!!

真矢「ホワイトデーの放課後には、生徒会役員室においで。井深と僕で、カフェテラスに連れて行ってあげるよ。まだ行ったこと、ないだろ。あそこでお茶しよう。いいね」

俺はスズと真矢が話している間に、転がっていたボールを成宮に渡した。

ヒロ「ほらよ。俺は『夜桜ヒロ』だ。」
成宮「ありがと。ヒロって…女みたいな顔立ちだな。」
ヒロ「ひどいな」←
成宮「あ、すまん」←

そんな光景を見ていた真矢が、爆笑した。

くっ…屈辱だぁぁぁぁ！！！

真矢「Aにはまた今度お返しするね。(ﾎﾞｿｯ」
真矢は俺の近くまで来て、耳元で、囁いた。
あ、ホワイトデーの事か。

ヒロ「ハイハイ。分かりましたよ真矢先輩。」
俺は真矢をからかうように、ﾆﾔｯと笑って言った。
真矢「じゃ、また」
軽く片手をあげてから真矢は、成宮の方に目を向けた。
真矢「いくぞ」
真矢が中庭を出ていき、成宮はその後について行った。
でも途中ではっと足を止め、身をひるがえして、俺達のそばまで駆け戻ってきた。

成宮「おい、今の事は、本当に無かった事にしてくれよ。もちろんヒロもだぞ！」
スズ「分かったよ」
ヒロ「ハイハイ。」
スズ「お互いに、ここでのことは、無かった事にしよう。」

成宮「サンキュおい、スズ」
いきなり呼び捨て…？
成宮「これからお前の事は、俺が守ってやる。」
え？ちょっと何？←

成宮「また会おうぜ」

…すっげー面白い奴だったな

番外編その1［貴方目線］→←成宮 涼 ［スズ目線］

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