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触れて、触れられて ページ46

「・・・あいつら・・!」


マルコさんも見られたことを
怒っているようで
拳をぎゅっと握って
後で殴るとでも言いそうだった


「・・・いや、悪かったA」


「え?」


マルコさんは申し訳なさそうに
また私のベッドの横にある
椅子に座って謝る


「嫌だったか?俺に触れられて」


彼は少し寂しそうに微笑んで
私のことを見て聞いた


「嫌じゃないです!」


私はそんな彼の手に触れて
全力で否定をした


「・・・嫌なんかじゃないです・・
だって、私も、マルコさんに・・!」


触れたい、触れてほしいと思うから

そう言うと、彼は私の手を強く握って
また顔を近づける
そして彼の左手が私の頬に触れる


「・・・またキスしてもいいか」


私は首を縦に振って
肯定の意味で目を閉じた
ちゅ、と彼の唇が触れて
また啄ばむようなキスが落とされた


「っん、ん・・・・」


「・・・っ」


彼は名残惜しそうに唇を離して
私をぎゅうと抱きしめた


「・・・これ以上は
歯止めが利かなくなる・・・
・・・名残惜しいけどよぃ」


「わ、私も、いきなり、その
そういうのは・・
びっくりするので・・」


二人の間に少し沈黙が流れた後
私たち二人の声も重なった


「「また、今度/よぃ」」


それがなんだかおかしくって
ふふ、と笑いだしてしまう
彼も同じ気持ちのようで
小さく笑っていた

そこにまた扉を開ける人物が来る
今度はちゃんとノックをして
マルコさんが返事をしてから
扉は開かれた


「マルコ!A!!
親父の島に着いたぞ!!
ナースたちがAに
すっげぇ会いたがってる!」


扉を開けた主はサッチさんで


「ナースさんたちが!!
すぐに行きます!!」


私はベッドからすぐに降りて
船の甲板に出て行った



――――――――――――



ナースたちとAが
泣きながら抱き合って
再会を喜んでいる様子を
遠くから見つめた
そして横で同じことをしている
マルコにちょっかいをかけた


「んで、どうするんだよ?
聞くのも野暮だろうけど!」


「勿論、俺の・・・
つ・・・つ・・・・

・・妻にするつもりだよぃ!」


「ぶっはははははは!!
声震えすぎだろ!!
しっかりしろォ!!」


「てめぇは・・・!!
声がでけぇんだよぃサッチ!!」


「ぐえぇぇぇ・・・!!」


マルコに〆技を決められて
腹の底から声が出なくなってしまった
奴に気が済むまで〆られた後
俺は自分の髪型を整えながら


「げほっ、まずは
プロポーズからだな!」

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設定タグ:海軍 , マルコ , 白ひげ海賊団   
作品ジャンル:アニメ
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弱音ハクはオレの嫁(プロフ) - 大団円のラストに感動しました!最高の作品を生み出して下さりありがとうございます!! (2021年3月21日 5時) (レス) id: ccc8b6f347 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - すごく面白いです!続きが凄く気になります。続きを楽しみにしています((o(´▽`)o))ワクワク (2020年4月3日 16時) (レス) id: 4b272e00cb (このIDを非表示/違反報告)
不死鳥好き - お話面白いかったです!続き待ってます!(*´∀`) (2020年2月9日 7時) (レス) id: c77edd7d0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ロモォコ | 作成日時:2019年12月11日 22時

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