同調 ページ31
ハートの海賊団たちが攻撃を仕掛ける前に
俺は、外科医の腕を掴んで止めた
「・・・なんだ」
「キャプテン!!!離れて!」
白熊のミンク族が慌てて
外科医と俺の間に入った
「あの異空間壊すんだろ?」
「止めに来たのか?」
「違う、俺も壊しに来たんだ
・・・協力させてくれないか?」
頼む、と頭を下げると
外科医は舌打ちをした後に
機嫌の悪そうな声で言った
「お前、異世界人の仲間だろ
簡単に裏切りをする奴を
俺が簡単に信用すると思うか?」
ピリッとした空気が肌を掠める
信用されないのも、仕方がない
・・・信用されないのなら
有益な情報を餌にするしかない
「それに、お前の力を借りなくても
俺たちで破壊できる」
つかさず、俺は奴が
引っかかりそうなネタをぶら下げた
「力合わせじゃだめだ
ただ壊すだけじゃ、あの異空間は
壊すことはできない」
一言だけそう言うと
外科医は眉をしかめて
俺の話に耳を貸してくれた
隣に着いてきた真が
ボソッと一言呟いた
「案外ちょろいな・・・」
――――――――――――――
私はルフィたちに追い付くと
事情を説明して
とりあえず3つの赤い光を
同じ衝撃力で破壊しなければならないと
そう言うとルフィは
「わかった!!」
と、だけ言って
高く飛び跳ねてぷくーっと腕を膨らませる
「ちょっとぉぉぉ!!ルフィ!!
あんた話聞いてたの!?」
ナミが困ったように彼を呼び止めるが
彼はそのまま腕を武装色に染めた
「ったくもう!」
「貴方、Aって言ったかしら?」
「は、はい!」
ロビンしゃんに話しかけられたぁぁぁ!!
なんて今は感動してる場合じゃない!!
私は高ぶる気持ちを抑えて
彼女の話に耳を傾けた。
「3人が同じ衝撃力を与えるのは
結構難しいんじゃないかしら?」
「そこはベガパンクさんの部下の方が
吸収された衝撃力の数値を計って
どこが余分なのか、不足してるのか
この無線で教えてくれるので
調節は可能です、時間はかかりますが・・」
「じゃあ難関はタイミングね」
「トラ男はともかく
ギザ男とルフィはできるのか・・?」
「うーん・・・」
人に合わせる
その言葉が何故か引っかかって
考えてるうちに
上空で激しい轟音が鳴り響く
それは3回連続で
タイミングはバラバラだった
「衝撃のバランスどうでしょうか?」
無線に呼びかけると
ザザ、という音の後に声が続いた
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弱音ハクはオレの嫁(プロフ) - 大団円のラストに感動しました！最高の作品を生み出して下さりありがとうございます！！ (2021年3月21日 5時) (
レス) id: ccc8b6f347 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - すごく面白いです！続きが凄く気になります。続きを楽しみにしています((o(´▽｀)o))ﾜｸﾜｸ (2020年4月3日 16時) (レス) id: 4b272e00cb (このIDを非表示/違反報告)
不死鳥好き - お話面白いかったです！続き待ってます！(*´∀｀) (2020年2月9日 7時) (レス) id: c77edd7d0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロモォコ | 作成日時：2019年12月11日 22時
