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託された者 ページ29

私はその言葉に心が震えた、けど
一体どうやって壊すの?
仮に壊している間に、
誰かが犠牲になるかもしれないのに
その不安が勝って、私はルフィに
諭すような口調で言ってしまった


「無策で突っ込んでいい相手じゃない!
ルフィ君!!今は戦わずに逃げるの!」


逃げなければ、みんなが、と
言い切ってしまう前に
ルフィに遮られた


「嫌だ!!
今逃げたら、奪われる仲間も多くなる!!
だからここで壊す!!」


「・・・っ・・」


そうだ、その通りだ
今逃げても、あの異空間は
どんどん広がっていく・・・!!
でも、どうやって壊せばいいの!!


「待てェ!!麦わらァ!!」


瞬間、親父の声が聞こえて
声の方を振り向くと
親父は一人の男性を連れてきた
その人はびくびくと怯えながら
鼻血を出してこちらにやってきた

恰好を見るからに白衣を着て
眼鏡をかけているので
科学者のような人だろうか・・


「こいつがどうやら
アレを詳しく知っているらしい
・・・壊し方も分かるのかァ?」


親父に脅している気は
全くないのだが
その眼鏡をかけた男性は
体を震わしながら
私たちの前に歩き出して
きりっとした目つきで答えた

「は、はぃぃ!!
お、俺はベガパンク先生の
科学班の一員です・・!

ここには、突然死を迎えた
先生の無念を晴らしに・・・っ・・
参りました!!」


「・・・ベガパンクさん・・」


Aがぽつりと呟く
そうか・・彼はAを・・

眼鏡をかけた男性は
ポケットからメモを出すと
落ち着いてそれを読み上げた


「あの異空間は人工知能を搭載した
異世界に転送する機械で、

あの中に入ったとしても
死ぬわけではないです・・」


男性は一度咳払いをして続けた


「あの機械の作りは
それほど複雑ではないです

壊し方はあの機械の核である・・
プログラムされたデータを
粉々に壊すことです。

ですが、核は異空間のどこかに
隠されているので
まずは
核を覆っている膜を壊します・・

核を覆っている膜とは
あの広がっている異空間のことで
膜を壊すには
膜の細胞を壊すということ
つまり膜の細胞同士を結び付けている
連結部分を壊す必要があります」


「とりあえずぶっ壊せばいいんだな!!」←


ルフィが大まかにまとめてしまったので
男性はすみませんと謝りながら
また言葉をつづけた


「ただ壊せばいいのではなくて

あの連結部分に
同時に、大きな衝撃を加えて
壊す必要があるのです!」


つまり・・・
全員で、協力するってこと?

三つ巴→←主人公



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設定タグ:海軍 , マルコ , 白ひげ海賊団   
作品ジャンル:アニメ
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弱音ハクはオレの嫁(プロフ) - 大団円のラストに感動しました!最高の作品を生み出して下さりありがとうございます!! (2021年3月21日 5時) (レス) id: ccc8b6f347 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - すごく面白いです!続きが凄く気になります。続きを楽しみにしています((o(´▽`)o))ワクワク (2020年4月3日 16時) (レス) id: 4b272e00cb (このIDを非表示/違反報告)
不死鳥好き - お話面白いかったです!続き待ってます!(*´∀`) (2020年2月9日 7時) (レス) id: c77edd7d0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ロモォコ | 作成日時:2019年12月11日 22時

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