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主人公 ページ28

私は回収してきた悪魔の実が入った袋を
地上に置くと
Aはすっと能力の発動を解いた


「やばいことって何!?」


Aが息を切らしながら
私にそのやばいことの内容を聞く


「ええっと、簡潔に言うと
悪魔の実の保管庫の天井に・・・
異空間が広がってて、それが」


瞬時、ドォォォォォォという
地鳴りのような音が聞こえた


「な、なんだ・・・!?」


「地面じゃない!!空だよぃ!!」


マルコさんがそう言うと
彼らは空を見て目を奪われた
私もゆっくりと空を見て
異空間の存在を確認する


「あれ・・・なんだよ・・・」


「・・多分、異世界に繋がってる空・・
多分異世界人がたくさんいるのは
あれのおかげってことだと思う・・」


異空間は最初は部屋に収まるくらいの
大きさの円盤型であったが
次第に形が大きくなっていく
それと誇張するように
上昇する気流が荒くなっていった


「吸い込もうとしているのか・・」


「うん、だからみんなを早く
ここから避難させなくちゃ!!」


私は悪魔の実が入った袋を持ち
ルフィに渡した


「ルフィ君、これ貴方達の悪魔の実よ
食べたらすぐにここから逃げて!!」


「助かった!ありがとう!!
逃げるってあの変なUFOからか?」


「そう!あれは私たちを
吸い込もうとしてるの

吸い込まれたら何が起きるかわからない
だから、早く逃げて!!」


私が逃げるように促しても
ルフィは上を見上げて
私に一つ質問した


「あれって
何でも吸い込むのか?」


「え・・・」


質問の答えに戸惑うと
もう体がほぼ動かない異世界人が
声を枯らして教えてくれた


「あれは・・俺たちが、作った
最終兵器だ・・
この世界を無に還して・・
俺たちの、世界にするための・・」


名も知らない異世界人は
涙を流してルフィの足を掴んだ


「すまない・・・すまない・・
こうするしかないんだ・・
この任務が完了しないと
・・っう、俺たちの、家族が・・
酷い目に遭わされるんだ・・!」


私は言葉の一つを拾って
その人の襟元を掴んだ


「任務って何ですか・・!!
いったい、誰に命令させられたの!!」


「う、うっ・・国に・・
雇われて・・それで・・」


私は思わず暴言を吐きそうになったが
これはこの人に浴びせるべきじゃないと
判断して
この人の襟首を離した
するとルフィが帽子を被りなおして
私の前に立った


「俺の仲間や友達がいる世界を
お前らなんかに渡してたまるか!!

あんなもんぶっ飛ばしてやる!」


彼の、その気迫と言葉に
私は心が震えた

託された者→←踏ん張れ



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設定タグ:海軍 , マルコ , 白ひげ海賊団   
作品ジャンル:アニメ
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弱音ハクはオレの嫁(プロフ) - 大団円のラストに感動しました!最高の作品を生み出して下さりありがとうございます!! (2021年3月21日 5時) (レス) id: ccc8b6f347 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - すごく面白いです!続きが凄く気になります。続きを楽しみにしています((o(´▽`)o))ワクワク (2020年4月3日 16時) (レス) id: 4b272e00cb (このIDを非表示/違反報告)
不死鳥好き - お話面白いかったです!続き待ってます!(*´∀`) (2020年2月9日 7時) (レス) id: c77edd7d0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ロモォコ | 作成日時:2019年12月11日 22時

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