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上を向いて ページ12

渦の力が強まり
徐々に、自分とサボの体が前に
吸い込まれていく
それに気が付いたルフィが
俺たちの体を後ろに引っ張っる


「もうこれ以上・・・!!
お前に、俺の大切な人を・・

奪わせてたまるかぁぁあぁぁああ!!」


「ルフィ・・・!だめだ・・・!!」


ルフィの体まで
あの渦に引っ張られてしまう
ついに炎の盾が消えて
俺とサボの腕が黒い渦に吸い込まれる

どうする、俺とサボはもう・・・
ルフィは、ルフィだけでも・・・!!

横を見ると
サボもこちらを向いていて
同じ考えをあいつもしていると
そう感じた


「・・あいつだけでも逃がすんだろ?
お前の弟だもんな」


「ばーか、俺たちの、だよ」


ルフィには聞こえないように
そう話して、二人で息を合わせて
俺たちの弟を足で蹴って
後ろへ飛ばした
地面が足から離れると同時に
一気に黒い闇へ引きずり込まれた

闇に引きずり込まれる中
弟が必死の表情で、届きはしないが
こちらに手を伸ばす

ごめんな、後は
弟を頼むぜ、俺の家族たち



___________________



家族の援護もあり異世界人を振りほどいて
やっと、エースさんたちのところに
来れたと思ったら
もう、遅かった
ルフィが一人で地面に膝をついていた


「う、うぅっ・・・・!!

エース、サボ・・・!

俺は、俺は___!!!」


彼に女の影が近づいてきた
駄目だ、弱さを見せたら
私が前に進むと
マルコさんが私の腕を掴む
その表情を見て
私は困ったように笑って


「・・・大丈夫ですよ
私は、あの子と似てるから

・・あの黒い影の女は
私には危害は加えられません

だから、マルコさんは
私の後ろにいて?」


「・・・わかった」


彼はあまり納得していない様子で
私の隣で歩みを進めた
女がルフィに近づいてくる中
咄嗟にルフィの目の前に立って
女の影を睨んだ


『・・・っ!!?
何よ、貴方・・・!!!』


「・・・下がって」


静かにそう言うと
女の影は悔しそうに後ろへ下がった
私は、後ろにいるルフィに
どう声を掛けたらいいかわからなかった
それはマルコさんも同じだった
でも、だからって見ないままにはできない


「・・・ルフィ、くん」


呼び方が分からずに、少し
ぎこちない呼び名になってしまった
しかし彼は反応せずに
ずっと地面を見たままっだった


「・・・・諦めちゃ駄目だよ

大丈夫。貴方の大切な人たちは

まだ生きてるから」


君が諦めたら
彼らは帰路を失ってしまう

旧友→←二人の兄



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設定タグ:海軍 , マルコ , 白ひげ海賊団   
作品ジャンル:アニメ
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弱音ハクはオレの嫁(プロフ) - 大団円のラストに感動しました!最高の作品を生み出して下さりありがとうございます!! (2021年3月21日 5時) (レス) id: ccc8b6f347 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - すごく面白いです!続きが凄く気になります。続きを楽しみにしています((o(´▽`)o))ワクワク (2020年4月3日 16時) (レス) id: 4b272e00cb (このIDを非表示/違反報告)
不死鳥好き - お話面白いかったです!続き待ってます!(*´∀`) (2020年2月9日 7時) (レス) id: c77edd7d0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ロモォコ | 作成日時:2019年12月11日 22時

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