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「ガープ!!センゴク!!
みっともねぇじゃねぇか!!
お前らそれでもロジャーの好敵手か!!?
そんな若造にやられてるんじゃねぇよ!!」
親父が声を張り上げて、彼らに言う
だがジジイも、元帥も歯を食いしばって
そして悔しそうに、声を上げた
「白ひげェ!!気をつけろ!!
奴らは文字を操る!!何人もいる!!
文字に表せるものは・・・
なんでも攻撃に使う!!」
「こらこら〜
ネタバレはよろしくないですよ」
異世界人はそう言いながら
ジジイと元帥を縛る鎖を強めた
くそ・・・!!
何か、何か策はねぇのか!!
ここから処刑台まで遠い
攻撃を仕掛けても
ジジイ達ごと当たるか
もしくは、奴らに跳ね返されるか
どっちにしろ、危険性は高い
「ん〜・・・・
あんまりゆっくりしてると
血の気の多い奴らが、何かしそうですねぇ
仕方がない、ここで彼らの
罪深き人生を、終わりにしましょう」
異世界人は鎌、と叫んで
大きな鎌を空中から取り出した
そして、その鎌を大きく振り上げて
「処刑〜〜〜!!!!」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
粉塵が目の前に広がり
口の中に血の味が広がる
自分の拳に当たった赤犬はどうなった
「はぁっ・・・・はぁ・・・!!」
足を立たせて、彼がどうなったか見ると
「サ、サカズキ大将!!」
「大将が・・・!不死鳥に敗れた!!」
「そんな・・・!!」
足元に、背を地に向けて
倒れてる赤犬を見る
・・・彼は倒されていない
まだ、気を失ってはいないが・・
もう戦闘の意思がないように見える
「・・・はよ、行かんか・・!!」
「なんだ、生きてたのかよぃ」
「じゃかしぃ・・・!!
はよう、行け・・・・」
彼は目を腕で覆って、そう言った
俺は、彼の言葉に甘えて
腕を羽に変えて、飛び立つ用意をした
「・・・・悪い・・」
彼に、この言葉は聞こえただろうか
悪いとは、思っている
それでも、俺はAに会いたい
誰かを犠牲にしても
彼女だけは、どうか
マリージョアの地に着き
城の最上階の中に侵入する
中は無人で静まり返ってる
急いで、例の氷の部屋を探す
「こっちだな・・・!!」
冷気を僅かに肌に感じた
階段を駆け上がって
重厚そうな扉をバン、と開く
「・・・・っA!!!!」
奥のほうに、ベッドの上に寝かされ
薄い膜に覆われたAが眠っていた
すぐさまに駆け寄って、Aに触れた
あぁ・・・まだ・・・っ・・生きてる・・!!!
それがどれだけ
どれだけ、嬉しかったか
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作者名：ロモォコ | 作成日時：2019年8月15日 10時
