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不死鳥の首を掴み、そのまま
地面にたたき落とした
「っ・・・ぐ・・・・」!
「っもう、諦めろ!!不死鳥マルコ!!」
自分の部下であるAを生かしたい
たとえ、それが彼を苦しめる形であっても
だから、ここは通さん
しかし、不死鳥は何度も再生して
自分に立ち向かってくる
「なぜ、そこまでする!!不死鳥!!」
「・・てめぇと、同じ、理由だよぃ・・!!
約束したんだ・・・!!
あいつに、Aに!!!」
彼は一気に再生力を上げて
不死鳥に変身して、自分に向かってきた
てめぇと同じ理由だ、と彼は言った
自分の真意が敵にばれていたことが
何よりも情けなく
何よりも、悲しく感じた
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
前線は一人の男に苦戦していた
「火拳!!!」
「ゴムゴムの火拳銃!!」
何度、攻撃を繰り返しても
あいつは倒れもしねぇ
攻撃が効いてる気もしない
加えて、あのヤミヤミの実
引力がとある範囲で強く働いてる
その範囲も徐々に広がってるな・・
「あと数歩下がれルフィ」
「あぁ!」
「というか・・・
ルフィのその技俺のやつ真似ただろ!!」
「ま、まねなんか・・してねぇーよ・・?」
「嘘下手かお前!!」
「お前ら喧嘩してる場合じゃねぇだろ!
戦闘に集中しろ!!」
「いでー!」
「おいイゾウ
俺のルフィを殴りやがったな」←
「めんどくせぇぇぇぇ!!」
茶番を繰り広げていると
やはり、引力の範囲を広めてきた
それに、ヤミヤミの実を手のように操り
こちらを捕まえようとしてくる
「・・・武装色で押すしかねぇ!!」
手を武装色で纏い
引力に引き寄せられたと同時に
影で覆われたAに拳をぶつけた
「うお!?」
「捕まえた」
Aが影の中から
片目だけ出してそう言った
「ははっ、捕まっちまったよ」
にっと笑って
捕まえられた右手ごとぐるんと
体を反対側に回転させて
背後に回り
奴の首を掴んで、そのまま折った
「さぁて、どうだ?」
「い、痛い、イタイ、な、ナァ」
不気味な声を出して
ボキボキ、と首をもとの位置へ戻す
その隙に、味方が
そいつの体の各部分ごとを抑え込んだ
「おっしゃ!左翼完了!」
「右翼も抑えたぞ!」
「後方完了!」
「前方は・・・」
ルフィにちらりと目をやると
案の定、奴に拳を喰らわせていた
すると、中々膝をつかなかった奴が
やっとのことで、膝をついた
「・・・・やったか・・?」
全員、あっけのない終わり方で
困惑しつつ、奴の動きに警戒した
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作者名：ロモォコ | 作成日時：2019年8月15日 10時
