four seasons.

変わらない君へ13 ページ37

そんな笑顔されたらどうして良いか分からないじゃないか。やっぱり、私はメンディーが好きだ。どんなに寂しい思いをしたって彼を支えたいと思う。彼のそばで同じ景色を見て、笑ったり、喧嘩したり、そうやって歳を重ねる人生も悪くないと思ったり。

そんな事を考えていると涙が溢れてきて、
タイミング良くlove you moreが流れてきた。
ああ、何なんだまったく。私は、泣きに来たんじゃないのに。とセットリストを考えたであろうステージ上のメンバーに文句を言ってみたり。

そして、LIVEも終盤に差し掛かり新曲のSing it Loudが披露される。
会場の熱気は、盛り上がり私もつられてしまった。

曲もあっという間に終わりLIVE終盤。メンバー達の挨拶が始まる。

龍友「ええー、今日はですね、皆さんもご存知ですよね？そうです！パフォーマー関口メンディーの24歳の誕生日！」

涼太「メンディーさんおめでとうございます！」

会場からも暖かい拍手と声援。
メンディーも嬉しそうだ。

LIVE終わりメンディーのイラストの入ったケーキとメンバーと会場のスタッフやファンからのバースデーソング。

裕太.亜嵐.「おめでとう！メンディーくーん！」

隼「おめでとうございます！」
玲於「おめでとうございますメンさーん！」

「えっと、皆さん本当にありがとうございます。ここまで来れたのは、皆さんのお陰です。これからも頑張ります！ありがとうございました！

あと、この場を借りてですね、皆さんにご報告があります。何日か前に僕の報道でたくさんのファンの皆さんにご迷惑をおかけしまして本当に申し訳ありませんでした！あの報道でメンバーやスタッフそれに一番大切にしなきゃいけない人を泣かせてしまいました。

A本当に、ごめん。でも、全てにケリをつけてからずっと言おうと思ってた事があります。」

会場が騒ついている。この男なにしてんだ！
それでもお構い無しに私がいる席へ来るから自分に言ってるのにキョロキョロと周りを見てしまう。

「A！俺と結婚して下さい。」

公開交際宣言を通り越して公開プロポーズをやってのけたメンディー。メンバー達やファンは、私の答えを待ってるかのようだった。

どうして良いか分からずとりあえずカンナさんを見ると周りと同様、早く返事しろ！と顔に書いてあった。


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