恋愛小説のルール～その未来（さき）へ～ (ページ5)

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405 天秤（11/5更新）ページ5

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「あー、でもさ？
オレもきっと天秤にかける時は来ると思うんだ。
、いや、違うか。
この未来(さき)の事とか、さ？
そうゆうの？
ちゃんと考えるけど、答えは決まってるんだよね。
オレの中で揺るがない答えだから。
オレは、やっぱりあの人達が1番なんだわ。」

うんうんと頷く

「あなたを幸せにしたい、って
ちゃんと思ってる。
でも、長年連れ添ったあの人達を1番に幸せにしたいんだよね？」

指先を弄りながら小さく呟くように、ゆっくりと、
言葉を選びながら、きちんと話してくれる

「あの人達の幸せの上にオレの幸せがあるんだわ。
これは、さ
翔ちゃんにも言われて、そうか！そうなんだ？って気づいたんだけど、オレの嵐に対する想いって
相当デカいみたいで、さ、」

うん
知ってるよ。
昨日今日出会った私なんかより
何十年も連れ添った仲間が大切な事くらい
バカな私にだって解るよ。

「こんなこと、酷いこと言ってる自覚はあるんだ。なんとなく、かっこよく言ってるみたいだけど、
ホントの所は
オレが、オレ自身が、あの人達の存在がなくなっちゃったら、あの人達がいなくなっちゃったら、
今は、まだ、どうしていいかよく分かんないんだよね。だから・・・、」

ごめん、

今度は二宮さんが謝ってる