恋愛小説のルール～その未来（さき）へ～ (ページ34)

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434 嵐の後の…（2022.5.22）ページ34

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みんなを玄関で見送る

「お邪魔しました。」

「おやすみぃ」

「またね。Aちゃん。」

パタン、
口々に帰って行った

はぁ、
「…疲れた、」

ドアが閉まるのを見届けて
Aを後ろから抱きしめる

「お疲れ様、」

「お疲れ様です。」

後ろから抱き締めたまま首筋に唇を寄せる

ふふ、
「楽しかったね。」

「そ？なら、良かった」

そんな会話をしながらも
首筋に這わす唇

肩を竦めると
「変な汗いっぱいかいちゃったから、」

「ん、Aの味がする、」

そんな変態な返事に
途端にオレの腕から逃れようとするから、

「だーめ、もう、これ以上はお預けされたくないんだってば、」

それでも、オレの腕から抜け出そうと足掻くから
壁際に追い詰めると

唇を食べる様に貪った

夢中で味わってると
それだけじゃ足りなくなってきて、
ここが玄関だってことも、どうでもよくって、

だけど、
せっかくのクリスマスに玄関、って…

いやいや、
クリスマスだから

なんか
逆に？いや、いや、

オレ、何考えてんの？