恋愛小説のルール～その未来（さき）へ～ (ページ1)

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401 言い訳（10/30更新）ページ1

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「だから、
だから、そんなつもりは無かった、なんて都合の良いことは言えない、」

「ん、」

「きっと、そんなつもりだった、」

「ん、」

「でも、違う、って」

・・・

何も答えてくれない、そりゃそうか、

「永瀬さんじゃない、って、」

・・・

それでも、自分の気持ちを続ける

「私が一緒にいたいのは二宮さんだ、って、」

「、そっか、」

「、隣にいたいのは二宮さん、だって・・・、
Aって、呼んで欲しいのも、手、繋ぎたいのも
触れたいのも、全部二宮さん、だから、」

そんな事、最初っから分かってたことなのに
今更、こんな言い訳じみた事を並べてみたって仕方ないのに、それでも次から次へと口をついて出てくる始末に負えない自分の気持ちが重い

やっと伝えた気持ちに二宮さんを見ると
俯いてて、

これ以上何も言えなくて
じっと、二宮さんの俯いた頭を見つめてたら

ふぅ、って溜息を吐いたから、

あぁ、もうダメだ

自分が悪いのは分かってるから、
だから、最初から許してもらおうなんて思ってなかったから、