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147 借金返済 ページ27
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「早かったね。」
てっきり個室にいるもんだと思ってたのに
小ぢんまりとした店のカウンターの端っこに
そのまんまで普通に座ってる彼に、こっちが挙動不審になる
「どうしたの？」
挙動不審の私を笑ってる
「え？あ、いや、まさかカウンターだとは思わなくて、」
思ってたことをそのまま口にすると
「1人だったら個室にもよばないからさ、」
あ、そうか
もしも私が来なければ二宮さんは1人だったんだ
すいません、て頭を下げると
「なに謝ってんの？」って笑うから
「いや、
行かないって言ったり行くって言ったり煮え切らないヤツで、」
ふはっ、
「なに、そんなこと？」
まぁ、座れば？なに飲む？
二宮さんは、
どんなことでも意に介さないって感じで
やっぱりつかみ所がない
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作者名：617 | 作成日時：2018年12月29日 16時
