恋愛小説のルール～第一歩編～ (ページ24)

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144 言い訳（1/17更新）ページ24

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とりあえず始まった飲み会

だけど、華と彼氏はなんだかギクシャクしてるし

私も二宮さんと顔を合わせづらい

「Aさん？」

1番に口を開いたのは二宮さんだった

「え、あ、はい。」

くくく、
「なに？緊張してんの？」

「い、いやあ、あの、この前のメッセージのことなんだけ、ど、」

「ん？あぁ、まあいいじゃない、」

私の言わんとするところが分かるのか
緩く笑った二宮さんに

つきん、て胸の真ん中が痛んだ

それが、何でかなんて今の私に分かる訳なんてなくって

そんな二宮さんと目が合わせられなくて
手にしたグラスに視線を落とす

そんな私に呆れたのか
携帯を取り出して何やら操作すると

「ごめん、仕事の連絡入っちゃった。
明日、早いみたいだから帰るわ。」

「え？にの？」

「おやすみ。」

たった1杯のビールで部屋を出てってた