恋愛小説のルール～第一歩編～ (ページ19)

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139 反撃（1/14更新）ページ19

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だから、

立ち去る後ろ姿に声を掛けた

「内緒にしてね？オレたちのこと。」

「え、？」

振り向いたあなたの友達に向かって
立てた人指し指を唇に当ててウィンクすると
そりゃ、落ちない女の子はいないんじゃないかって自惚れてる

「え？なに？A？うそでしょ？」

案の定、浮き足立ってる様子のお友達

そう、明らかに誤解を招く発言をしたオレは
彼女が釈明する隙を与えずに

「また、連絡する。じゃね、A。」

そう、言い残して立ち去った

背後から彼女の友達の声が聞こえる

「彼氏？とか言わないよ、ね？」

「え？まさか、そんなはずないじゃない。」

「だよね？
え、でも、内緒にしてね、って言ってたよ？
しかも、名前・・・、」

「いや、それは、」

「うそ、でしょ？」

「いや、ないから。ないない。」

くくく、
彼女が釈明すればするほどにドツボにはまってる気がするわ