The missing piece Ⅹ Ⅵ (ページ11)

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641 イタズラナシタ（11/1更新）ページ11

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「ん、冷た、い」

氷で冷たくなった舌でなぞられて
首を晒すように仰け反る

其処に噛み付くようにして氷を押し当てながら
首筋を辿っていく

首筋から、鎖骨へと辿った舌

優しく口づけると
悪戯に其処に甘い痛みを残していく

「ん、だめ、」辛うじて出た声に

きゅっと口角を上げると
視線を合わせたままに、ゆっくりと視線の先から
いなくなってゆくかず

艶を含んだ瞳を細めながら
悪戯に、下へ下へと私の身体を辿ってゆく

「え、/// ちょ、かず、待っ、」

抵抗を試みるも

こんな時は

抵抗らしい抵抗なんて
未だかつて出来た試しがないんだ

「かず・・・、も・・・、やだ、」

一方的に与えられる快楽に根を上げるけど、

「ん？やなの？」

こんな時ばかり
まるで大人のオトコみたいな低く艶のある声を出すと

くすくす笑う生温かい様な、冷たい様な息が太腿にかかって、ますます恥辱を掻き立てる

「お、ねが、い、」

「おねがい？」

繰り返す言葉にかろうじて頷いた私に
気付いてるのか気付いてないのか

私の懇願(ねがい)は聞き入れられなかった、