恋愛小説のルール (ページ8)

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7 これも出会い（9/27更新）ページ8

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「あ、着いた？待ってて。」
電話を切ると

「ちょっと、連れてくるわ。
だけど、本当にいいの？」

いや、
もう店の前まで来てんでしょ？
今、ここで
やっぱりダメ～なんて帰すなんてあり得なくない？

「どうぞ？」

「じゃ、迎えに行ってくる。」

って個室を出てった友達

トントン
ノックの後、戻って来た友達とその友達

「遅かったね、」

「あー、ごめん。
一応、さ、にのの事言っとこうと思って
友達と一緒だって説明したら、帰るって言い出して
だけど、とてもじゃないけど帰せそうになかったから無理矢理連れて来た。」

そう説明されて入って来たのは
女の子だった

きっと泣いてたのかな？
目と鼻が真っ赤になってる

恥ずかしいのか俯いた顔を中々上げないから

なんだか

面白がってたのが申し訳なくなって

「ごめんね？やっぱ、オレ帰るわ。」って立ち上がると

「あ、いえ、そんな、
それだったら、私が帰りますんで」

「やぁ、でも・・・せっかく来たのに、」言い淀んでると

「楽しく飲んでるところに押し掛けて来てごめんなさい。」