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5-6 家族団欒 ページ6
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「Aちゃん、起きたよぉー。」
寝惚け眼でのそのそと起き上がると
お兄ちゃん夫婦が帰ってきてた
「お前、寝すぎ。」
「ママ、まさき出るよー。」
「え？」
ウトウトしてただけのつもりが
がっつり眠ってたらしく
気づけば二宮さんの
今年、最後の仕事が始まろうとしてた
てか、
なっちゃん、” まさき ” って言った？
「あ、携帯めっちゃ鳴ってたぞー。」
お兄ちゃんに言われて確認すると
二宮さんからで
電話の着信とメッセージが入ってた
” もう、仕事無いんでしょ？ ”
から始まって
” 今日、行ってもいい？
あ、仕事終わってからだから、明日か。”
” やっぱり、ウチで待っててよ。”
”じゃ、お仕事行ってきまーす。”
電話に出ないどころか
メッセージに既読すらつけてなくって
怒ってるか、な、？
” ごめんなさい、寝てました、”
” 実家に帰ってきてます。”
” お仕事頑張って下さい。”
暫くは、見られる事のないメッセージだけど
取り敢えずそれだけ返すと
姪っ子とテレビに向かった
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作者名：617 | 作成日時：2017年1月9日 10時
