今日:18 hit、昨日:0 hit、合計:87,781 hit
小｜中｜大
2-20 牽制 ページ20
・
電話ちょーだい
って言っときながらも
さっさと2人だけの時間を
切り上げさせたくって電話をかけた
だけど
なかなか鳴り止まないコール音に
牽制のつもりでかけてる電話に
自分の気持ちの方が苛立ってるのが分かって
「何やってんだか、」
苦笑いが溢れる
だけど、
こんだけ鳴らして出ないってことは
まだ、外で
今は、出られない状況ってことで
え？出られない状況？
自分で思ってみながら焦る気持ち
「もしもし、」
やっと聞こえた声に
ホッ、と胸をなで下ろしたのも束の間
ワイワイガヤガヤと
やっぱり外にいる事は一目瞭然ならぬ一聴瞭然
かけ直す、と言ったオレに
「あ、いえ、私がかけます。」
と、あっさり通話を終わらされた
仕方ない
オレだってまだ、仕事も残ってるし
それに、オレが仕事を終えてホテルに帰るまでには
彼女も流石に帰るだろう
大人しく彼女からの連絡を待ってよう、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 122人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：617 | 作成日時：2016年5月23日 21時
